2つの発想の転換で学習効率UP!使える英語を身につける

英語学習

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英語の勉強って?

忙しい日々の合間を縫って英語の勉強をする中で、どうにかしてもっと効率よく英語を身につける学習方法はないかなあと、考えたことはありませんか?

このサイトも含め、すでに様々なメディアでいろいろな教材や学習方法が紹介されており、どれも魅力的です。

しかし、じゃあこのなかで自分はどれを選べばいいんだろう?と考えて迷ってしまうこともあるのではないでしょうか。

筆者自身は、現在毎日英語を使用する職務についていますが、中学高校の英語の成績は惨憺たるものでした。文法の時間などは教科書に落書きしてばかりいたように記憶しています。

「冠詞」とか「過去完了形」とか教科書の日本語の文法用語そのものが理解できなくて、その段階でイヤになり投げ出していたのですね。

実はあれこれ教材や参考書を集めて新しい学習方法に手を出す前に、使える英語を身につけたいあなたには、まず最初に心に刻んでおくべき2つの考え方があるのです。

これには発想の転換が必要です。

最初に心に刻んでおくべき2つの考え方

  1. 英語は日本語じゃない
  2. 学習方法には順序がある

この考え方は二つとも当たり前のようですが、これを心得ているだけで学習効率が格段に上がるのです。

1.英語は日本語じゃない

当たり前のことじゃないか、と思うかもしれませんが意外にも多くの人がこの落し穴にハマって気付かないうちに学習効率を下げてしまっているのです。

あなたが英語で話したり書いたりしようとするとき、まず「○×って英語でなんて言うんだろう」と考えませんか?

単語単位で辞書を引いたり、文法を調べたりしてなんとか英文を作ってみても、出来あがった文章が元の日本語からかけ離れてしまったり、英文の体を成していなかったりして、がっかりしてしまったことはないですか? 

そしてそのたびに「もっと単語覚えなきゃ」とか「文法をもっと勉強しなければ」と思い、でもどうやって勉強したらいいかわからない、という状態に陥っているのではないでしょうか。

言葉というのはその国の文化の現れ方の一つです。

英語と日本語はそもそも物の考え方が違うので、単語でも言い回しでも英語と日本語がぴったり一致するものが殆どない上に、文章の構成方法が違うので、言葉そのものを日本語から英語に直しても同じ意味にはならないのです。

こういう間違いは英語と日本語は違うんだということを理解すれば避けられます。

もちろん単語や文法をたくさん知っていればいろいろと便利ですのでそれに越したことはありませんが、どうして間違ってしまったのか分からない状態であれこれ教材や参考書に手を出しても、混乱を深めるばかりです。

英語学習者がまず心得るべきことは、英語は日本語とは違う考え方で出来ている、すなわち英語は日本語じゃない、ということです。

2.学習方法には順序がある 

実は、身につく英語の学習方法には順序があり、これを知らずに色々な学習方法に手をだすといくら努力しても目覚ましい効果が上がらない、という悲しい結果を招くことになってしまいます。

単語や文法の決まりをたくさん覚えたりするのは、試験の直前対策には有効かもしれませんが、使える英語を身につけたい人は、このような暗記モノに時間を割くべきではありません。

教科書に書いてある文法用語というのは、英語を学問として研究してきた人々が作った研究成果の総決算みたいなもので、英語を体感としてよくわかってる人が様々な決まりごとをまとめるために日本語の名前を付けただけのものですから、体感のない学習者がすんなり理解できるわけないのです。

なので、これから使える英語を身につけようという人のの学習順序としてはまず第一にこれまで勉強として捉えていた英語を体感として捉え直すということが必要になります。

その具体的な方法については別の稿に譲りますが、体感としての英語を身につけると最低限の英語コミュニケーションができるようになります。

極端な話、最低限の英語コミュニケーションができるようになれば、新しい単語やちょっとカッコイイ言い回しなんて会話の相手が勝手にどんどん教えてくれます。

おわりに~素直な心で異国の文化に接しよう

言葉と言うのは人間がしゃべるものなので、規則とか法則よりも、もっと感覚的なものに左右されることが多いのです。

筆者は結局高校の英語の授業について行けず赤点ばかり取っていたのですが、多分それは文法用語を覚えるとか、単語を200個覚えるなどといった「英語の力は忍耐力」(高校の先生が実際に言っていたことです)という学校の方法論に馴染めなかっただけで、アプローチが違ったら当時の自分にももうちょっと理解できたんじゃないかなあと思います。

今思えば学校の授業にはなかなか有益な情報も盛り込まれていたのに、当時の自分の心に響かなかったのはお互い不幸なことでした。

まあ、先生方にしたらお仕事ですし、「理解しなくていい、丸暗記でいいから及第点とってくれ」って思ってたかもしれないですけどね。

現在、後輩への英語コーチングを含め、英語を使って仕事をしながら思うことは「わたしがかつてそうしてほしかったように、外国語を習得する喜びを伝えたい」ということです。

英語に限った事ではないですが、どんな小さなことでも、異文化での新しい発見に対して「どうしてだろう」という疑問を持ったり「そうだったのか!」という驚きや、知る喜びを忘れずに接してみてください。

遠回りのようでもそれが一番の近道なのです。