英会話が上達する一番の方法

英語学習

これから話すのは何より英語が苦手だった私が克服した英会話術です。

実際の私の体験からのものですので、全ての人に当てはまるかどうかは分かりませんが、いくつかやったことを挙げますので、出来そうなものからトライしてみて下さいね!

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どう勉強しても成績は上がらない英語

高校生の頃から英語が大の苦手で、とにかく必死でした。中間テストや期末テストでは「教科書を丸暗記すればよい」からそれなりの点は取れましたが、模擬試験や入試のような試験となるともうアウト。単語や熟語の学習本も買っては丸暗記しましたが、テストで応用することが出来ず悩んでいました。

そんな時、学校でも英語がペラペラで、授業にも簡単について行っている友達に聞くと、みんなして「英会話教室に通っている」という回答が。

「英会話教室に通えば英語があんな風に出来るようになるんだ・・・」と思い、大学に入ってから有名な英会話教室に通うことにしました。

勉強

英会話学校の授業が始まる

私の通った英会話スクールNOVAは、生徒は3人までの小さなグループレッスン、またはマンツーマンを選べるシステム。最初にチケットを購入し、1レッスン1チケット、マンツーマンでは3チケット払う、という仕組みでした。

NOVAでは先生は短期間で入れ替わり、イギリスやオーストラリアの訛りの強い先生もいて、特に英会話超初心者の身にはとても難しく感じました。

特に、先生が「アイ」と言う発音に対し「I」だと思うと、実は「A」だったりとか。これはイギリスやオーストラリアの発音に良くあることですが、当時Aはエー、Iはアイ、としか知らず、耳もそこまで慣れていない私にとっては結構苦痛でした。

英会話に問題がない今となっては、英語圏のみならず、スペインやフランスの訛りの強い英語も聞き取れるようになりましたが、当時は綺麗な発音ですら聞き取るのが難しいレベルでしたので苦労しました。

また、先生の数が不足していたのか、レッスンが一杯で取れないことがしばしばあり、これも私のモチベーションを下げる一方となり、そのうちに学校には行かなくなりました。

悩む

マンツーマンの授業にしてから変わった

そのような中、山のように購入したチケットだけが余り、使用期限が近づいてきてしまいました。これは困った・・・と、思い切って最後に、全ての授業をマンツーマンで入れてチケットを使い果たそうと考えました。

学生生活もほぼ終わり、時間はあったので、一日6~8時間程、ほぼ毎日のように通い、これを1ヶ月程続けました。

この頃の目標は、とにかくこれだけ支払ったのだから、その分ペラペラになりたい!の一心。

マンツーマンでももちろん先生によって授業内容は異なります。先生だけが話して1時間終わり、なんていうこともあれば、親身に教えて下さる先生もいて、これはこれで面白かったです。

そして、少しずつ英会話が分かるようになってくると、だんだんと目的も変わって行きました。

最初は苦手な英語を克服する、という目標が、英会話ペラペラになる、へと変わり、そしてその後は、この英語を使って海外に行く!という目標が出来ました。

Business, School

まずは興味を持たなければならない

何事でもそうですが、「興味を持つ」と、そのことに「熱意」も注がれ、’人からやらされている’のではなく、’自分が好きだからやっている’に変わります。

そのため、「空いた時間を好きなこと=英会話の勉強に使う」ということも楽しく出来るようになりますし、他の勉強方はないかと探すようにもなります。

興味を持つためには、「目的や目標」も必要です。

「英会話が上達したら、何が出来るのか?何をしたいのか?」ということを自分に問いかけると返ってくる答え。それがあなたの英会話を学ぶための「目的、目標」です。

例えば、映画を字幕なしで見たい、外国の友達を作りたい、海外旅行へ個人で行ってみたい、海外で暮らしたい、などなど。

私の場合は、海外に移住をしたい、という夢が出来ました。

その夢を叶えるために必死で勉強しました。

必死とは言っても、「楽しい必死」です。空いた時間は全てそれに費やしたい、というくらい英語が好きになっていましたから。

独学での勉強法としては、映画を日本語字幕でみながらも、どういう文章を言っているのか、を集中して鑑賞するようにしたり、外国人のお友達を作るために国際交流のパーティーに参加したり、電車の中でも常に辞書を見る、という癖をつけたりしていました。

特に辞書は、調べた単語は必ず蛍光ペンで印をつけるようにしました。

そうすると、次に同じ単語を調べた際、「これは前にも調べたことがあったんだ」と分かるし、蛍光ペンで単語がたくさん塗られた辞書を見ると、「自分はこんなにも勉強している、これなら行けるぞ!」という自信にも繋がります。

辞書

特に私が便利だと感じたツール

私が当時、自己学習で一番使用していたのは、NHKラジオ講座の「英会話」でした。NHKラジオ講座は学校の教科書で教えるようなものではなく、もっと実生活に基づいた内容で、実際に使える単語やフレーズ、言い回しなどが上手にまとめられています。

英会話が当時、とても上手な人たちに聞くと、やはりNHKのラジオ講座をおすすすめしていました。

車の中、電車の中、とにかく空き時間は耳から英語に触れ、音声に触れていない時は辞書やテキストを読むことを繰り返しました。

さらに、NHKラジオ講座に出てくる文章を、丸暗記出来るほどになるまで声に出して発生していました。

このように自分で勉強を進めながら、実際に外国人と英語を話す機会を作ることで、勉強した英語を試すチャンスが出来ます。自分が学んだ単語やフレーズを、実際に彼らが使っているのを聞いた時の喜びは、勉強をした人だけが感じられるもの。

このように、英会話教室が終わった後は、自己流の勉強で英会話力を付けていきました。

カフェ

実際に試して自信に繋げる

勉強したことを実際に使ってみる、というのは非常に大切なことです。

その英語が外国人に通じるかどうか試し続ける。彼らから学ぶこともたくさんありますし、「こういう時はどう言うの?」と聞けば教えてもらえます。

文字だけ見て学ぶより、実際に自分で体験しながら学んだほうが何倍も頭に残りやすくなります。

そして自分の英語が通じる、これで会話が出来ている!ということは、さらなる自分への自信にも繋がります。

海外の街並み

ヨーロッパ一人旅へ

今から考えれば、まだカタコトの英語でしたが、それでも大学卒業旅行で行ったヨーロッパ一人旅は無事に終えることが出来ました。

英語圏でないところでも、英語だったら大丈夫なので、やはり国際言語として学ぶのに一番良い言葉だな、と実感しました。

そしてこの後大学生活を終え、就職してからも独学で勉強は続けました。

ヨーロッパ

今の海外生活が出来ているのは英会話のお陰

今私は、英語圏ではありませんが、ヨーロッパに住んで仕事をしています。

こちらでもほとんどの場合で英語が通じます。

海外に住みたい、という夢を叶えることが出来たのも、やはり英会話がキーになっています。

高校時代は、自分が英語がペラペラになって海外で仕事をする、なんて想像出来ませんでした。

それが大学卒業間際の慌ててマンツーマン授業を受けたところから始まり、独学を経て今に至ります。

ヨーロッパの田舎

英会話上達のまとめ

  1. まずは何より興味を持つこと。そのためには、「英会話が出来るようになったらこうなりたい」という目標が何よりも大切です。
  2. 自分が使いやすい教材が見つかったら、そこに出てくる文章を丸暗記する程にする。声に出して何度も繰り返す。
  3. 空いた時間を有効に使う
  4. 調べた単語は辞書に印をつけておく
  5. 外国人の知り合いを作り、実践する。
  6. 実践を繰り返しながら、自分の自信に繋げていく

以上です。

今、英会話学習を頑張っている方の少しでも役に立つものがありますこと、願っています。

そして皆さんの英会話の上達を心から願っています。