英会話教室に通って本当に英語が話せるようになるのか!?

英会話

読者の皆さんこんにちは。今回は英会話教室が皆さんの英語学習にとってプラスに作用するのか?ということにスポットをあてました。

英会話教室は昨今、「会話レッスンをすればラクラク英語をマスターできる!」というキャッチフレーズが、悪い意味で独り歩きしてしまっているせいで変に期待され過ぎてしまっている気がします。

英会話と英作文の根本は自分の伝えたいことを伝える手段という点で共通しているので、英語の文章を作ることができれば、あとはうまく発音すれば一応は英語が話せるということになります。

皆さんが勘違いしがちなのは、英語の知識ゼロでも英会話教室に通えば口をついて英語が出てくると考えてしまうことです。

もちろん、それでもある程度話せるようになると思いますが、せいぜい数日海外旅行するのに事足りる程度の英語力が身に付けば上出来といったものでしょう。一生ものの英会話力というには怪しいものです。

なので、申し訳ありませんが、これからお話しする内容はTOEIC600前後の基礎力があるかた向けとさせて頂きます。ご容赦下さい。

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英会話教室の選び方

まず、どれくらいのスパンで英会話力を身につけたいのか、つまりどれくらいの頻度で通うのかを決めてから選ぶのが良いと思います。

なぜなら、最終目標から逆算して考えることで、自然とスケジュールが決まっていくので通い始めてからだらけることが少なくなります。

また、そのスケジュールを頼りに教室の講師に対してこうしてほしいという要望を伝えて、レッスンをより自分にとって有用な時間にすることが可能になるからです。

1レッスン90~120分/週2~3回という黄金比

会話力を実感できる程度に向上させるためには、比較的短期間にできるだけ多くの会話練習をすることをすることをお勧めします。

多くの英会話スクールでは、1レッスン40~50分で週1~2回というコースが多いのですが、これでは劇的な成長は見込めません。

そこで1レッスン90~120分で週2~3回というスクールを探します。これくらいの密度で練習を実践すれば、半年前後で、その人の持っている基礎ストックに相応しい会話力が身につきます。

もちろん、費用もかさみますが短期間に積み込んだ方が基礎力のある人の場合は効果覿面なのです。

しかし、会話の練習をしているだけでは大してボキャビル増強にはならないのです。なので適宜自分で補強する他ないです。発音に関しては申し分ないので英会話教室は適材適所であるということを覚えておきましょう。

集団vs個別

さて、前節で先見の明を持ってスケジュールを立てたら、いよいよ英会話教室に目を向けましょう。

ネイティブ・スピーカーとの会話レッスンは、1対1の個人レッスンか、せいぜい1クラス2~3人の少人数レッスンにするべきです。

大人数のグループレッスンだと、頭数で割られて、自分が実際に話す機会は非常に限られてしまいます。費用は嵩みますが個別が無難です。

また、集団の場合、クラス分けはあっても、大まかな線引きであるので事実同じクラス内でも様々な英語レベルの人がいます。特に無料や参加費が低額の英会話サークルなどでは顕著です。

なので、高いレベルのクラスならまだしも、低いクラスになると、一人一人の受講生がとつとつとしか英語をしゃべれないがために、一人あたりのスピーチに長い時間が割かれてしまうことがあり、物足りなさを感じることもあるかもしれません。

以上の理由から、期待する効果を上げるためには、個別か、レベルの近い人との少人数レッスンにするのが得策です。

ネイティブスピーカーをうまく活用しよう!

会話レッスンを有効なものにするためには、ネイティブ・スピーカーを教師としてでなく、会話力を磨くための話し相手として考えるべきです。

彼らを教師と捉えて受け身で聞き手にまわるのではなくて、自分の持っている英語の知識を惜しみなく引き出し、自分から率先して話しかけるくらいがちょうどいいのです。

なぜかというのはもはや説明の必要のないことですが、自分の英語のリスニング能力がどれほどのものか相手の発言をどの程度理解できるのかで推しはかり、またそれに応答するために瞬時に英文を組み立てられるかどうか意識せずとも逐一チェックできるので効率的なのです。

また、ネイティブスピーカーとの会話の中で、実際の英会話の間や呼吸を身につけることができます。

ここでも自発的な会話が求められます。それは自分から話題を提供するということです。

スモールトークでいつも同じような話ばかりするよりは、あらかじめ話のネタを自分で調達しておくことで、質、量、ともに深いものになります。相手に気に入られれば、何かしらの見返りが帰ってくるかもしれませんしね。

英会話を始めるのに何を使うか?

英会話をはじめる手段は、何も英会話スクールだけではありません。そこで、ここでは、英会話スクール、教師紹介エージェント、語学留学の3つの特徴についてまとめておきます。

英会話スクール

実際にネイティブ・スピーカーの教師を探す段となると、最も利用しやすいのが英会話スクールだと思います。

大体的に宣伝されているので、情報収集には困らないと思います。

あくまで英会話スクールは会話力を磨く場所と割り切り、基礎は自分で完成させることは念頭に置いておいてください。

さらに今まで説明してきたことを実践すれば数ある英会話スクールの中かから比較的容易に自分にとってベストなところが見つかるのではないでしょうか。

教師紹介エージェント

利用しやすく、かつクラスや授業スタイルも固定されていて方向性がはっきりしているのが英会話スクールの強みでした。

しかし、派手な宣伝のために費用が割高なのでその点躊躇する方もいらっしゃるかと思います。

中級者以上の方向けではありますが、とりあえず英会話の数をこなして英語を話すのに慣れるだけで十分だという語学力をお持ちの方なら、教師紹介エージェントを利用するのも一つの手です。

教師紹介エージェントは、英会話スクールの体裁をとっているところも今や多いのですが、実際は、校舎などは持たず、登録している教師を紹介するだけというところが大部分です。

紹介料として最初に2~3万円がかかりますが、その後のレッスンでは、一時間2000円くらいのところが多く、大手の英会話スクールなどと比べるとかなり安く上がります。

再三申し上げますが、通常、学校としてのカリキュラムはありませんので注意が必要ですね。

このようなエージェントは稽古事関連の情報誌やインターネットで簡単に見つけられます。

しかし紹介される教師に当たり外れはつきものですから、トライアルレッスンなどでしっかりと見極める必要必要が有ります。

また、紹介が済んでしまうと、後は講師と生徒の個人的な関係になりますから、トラブルなどが起きないように気をつけましょう。

語学留学

時間に余裕のある学生や、社会人でも思い切って長い休みが取れる人などにオススメなのが、英語圏への語学留学です。しかしこちらも一定の基礎力がなければ単なる観光に終始してしまう恐れがあります。

学生なら大学側が主催している語学留学プログラムに参加することで、安くて参加者にとって質の高い教育が受けられるので、その場合はそこまで根詰めて準備しておかなくても大丈夫かもしれません。

語学留学の最大の利点は、その気があれば完全に英語に浸れるということです。日本国内では一日中英語漬けというのはなかなか実現不可能ですが、語学留学において現地の一般家庭にホームステイしたり、ネイティブ・スピーカーか外国人と相部屋で寮生活するなどすればそれが可能なのです。

また、現地では、補修レッスンをしたければ、日本国内と比べて格安で個人レッスンを受けることができます。

日本だと最低でも1時間2000円というところですが、現地なら、1000円前後で一対一のレッスンを受けることができます。身近なところでそう言った旨の張り紙を見つけることができます。

また、そうした個人レッスンから、授業を超えた個人的友好関係が生まれることもあります。レッスンを終えた後、食事をしたり飲みに出かけたりする中で交わす、砕けた会話の方が、授業そのものよりも会話力向上につながったりします。

まとめ

いかがでしたでしょうか?以上の内容を踏まえることで、あなたの英会話力は劇的に変化することでしょう。

最近はスカイプやフェイスタイムといった、ビデオ通話機能を活用した新たな形の英会話教室が展開されています。

なので一層手軽に、忙しい人でも利用しやすくなりました。ここまでくればもはや英会話に通わない手はないでしょう。是非利用してみてください。