日本にいても、英語を独学でマスターできる3つの勉強法

英語の勉強法

「英語をマスターするには、とにかく海外に出て、現地で生活すること」と言う人がいますが、私に言わせれば、英語は日本にいながら十分マスターできるものだと思います。

私は20歳のとき一年間イギリスに語学留学しましたが、英語が喋れるようになったのはこの語学留学のおかげではありません。

語学留学をするまえに、すでに英語がかなり喋れるようになっていたのです。

ですから私にとって一年間のイギリス滞在は、それまでに身につけた英会話力を現地で試す、という感じのものでした。

今は小学生から(はたまた幼児のときから)英語を、という方向性で教育界が動いていますが、私自身に関して言えば、小学6年生まで英語など無関係に過ごしていました。

中学生になって、初めて「This is a pen.」から英語を始めたのです。

今の中学生の教科書を見ると、まずは英会話力を、ということで「Hello, how are you?」などと会話でスタートするようですが、べつに「This is a pen.」から始めても英語はできるようになる、というのが私の実感です。

また、英会話学校というのにもイギリス留学直前の3か月しか通いませんでした。

日本人講師によるものでした。

つまり、私は学校教育による英語を軸に、あとは独学で英語を身につけたのです。今日はその独学の内容を3点に絞ってお話しします。

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1.NHKのラジオ・テレビ講座がよい

私が一番お勧めするのは、NHKのラジオ・テレビ英会話講座です。

毎日ありますし、テキスト代のみで受講できますし、やる気がしないときは休めますし、講師陣がよいからです。

リスニング、スピーキングとも両方鍛えられます。

私は中学一年生で英語を習い始めると同時にラジオ英会話を聞き始めました。

ラジオから聞こえてくるネイティブの生の発音は学校の教師の発音とまるで違い、聞いていてホレボレするようでした。

カセットテープに録音して、何度も聞いては発音していたのを覚えています。

高校生になるとテレビの講座の方も録画しておいて見るようになりました。

2.洋楽を聴き一緒に口ずさんでみる

さて、私は中学生ぐらいから洋楽に目覚め、マドンナやボンジョビなどはほとんど全ての曲を歌えるほどになっていました。

これが、リスニングとスピーキングによかったのです。

特に発音がよくなったように思います。

好きな曲を聴きながら歌いながら、英語が自然に身につくわけですから、苦労もありません。

マドンナの英語は聴き取りやすくて、とにかくよく聴いていました。

3.学校英語をバカにしない

中学、高校時代、しっかり教科書を読み、訳し、「文法」を自分のものにすることが不可欠です。

カタコトの英語をしゃべれればよいのなら私はそこまで言いません。

でも、ある程度論理的に英語を喋りたいのなら、何より「文法」と思います。

「単語」はもちろん大事ですが、「単語」を知っていても、リーディングはできるでしょうが、スピーキングはできません。

スピーキングには「文法」が不可欠なのです。

中学、高校と学校英語をしっかりやれば、この「文法」力が身に付きます。

以上、3点に絞って私がお勧めする「英語独学勉強法」を挙げてみました。

この3点をまじめにやれば、海外に出るまえに、かなりの英語力が身についています。

そこからは、英語のみで書かれた教材を使ったり、海外にメル友を見つけたり、洋画から英語を学んだり、自分でやってみたい、楽しそうだと思える方法を選んでレベルアップしていけばよいのではないでしょうか。

語学習得に高いお金を使う必要はないのです。

一日わずかでも、コツコツと楽しみながら続けていくことです。

近道を探してウロウロするより、今日から自分にできそうなことから初めてみたらいかがでしょうか。