よく耳にする「聞き流し」は本当に英会話上達に効果があるのか

聞き流しをする女性

最近よくラジオやテレビコマーシャル、または新聞広告に至るまで広く耳にするようになった「聞き流し」。

聞くだけで英語が上達するならそんなに楽なことはないじゃないかと思わず飛びついた方も多いかと思います。

ダイエット、美容、どんな分野においても楽にできることに越したことはありませんが、逆に言えば、それがあだになって結局お金を掛け捨てたと後悔することも少なくありません。

今回は実際に「聞き流し」を始めようと思っている方にお伝えしたい二つの点をご紹介します。

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1.正しい理解力

小学校の高学年の約10人に一人は英検を受験しています。小学生の英検受験者数は10年前と比べると2倍になっています。それだけ子供たちの英語学習が本格的なものへとシフトしているといえます。

従来の「英会話ができるように楽しく学ぶ」というあいまいな目標からいまでは「大学受験、就職後も美氏得た本格的な英語力獲得」という明確な目標へと変わっているのです。

さて、この「本格的な英語力」には、かかせない能力があります。

それは「正しい理解力」です。英語の正しい理解、それは「日本語に訳さずイメージで理解する」ということです。

例えば、
what did you have for dinner last night?
と聞かれたとしましょう。

このとき「昨日の晩御飯は何を食べましたか?」という日本語訳が頭に浮かぶのは、英語の他正しい理解とは言えません。

もう一つ。
what is your name?
と聞かれたときにどのように反応しますか?

「なに」「あなた」「名前」と一言ずつ日本語に訳して答えますか?

一つ目の質問に戻りますが、「正しい理解力」があるならばこたえは「カレーライス」が正解です。要は、「夕飯で食べたもののイメージが浮かぶ」ことが正しい理解です。

つまり、私たち日本人が日本語で「昨日の晩御飯は何を食べましたか?」と聞かれた時と同じ頭の反応ですね。といってもそれができれば苦労はしない!と思っている方がほとんどではないでしょうか。

2.英語のリズム回路

この直感的なイメージ力を身につけるためには、まず「英語のリズム回路」が必要です。

そして、正しく内容を理解するための語彙も増やす必要があります。

このことは理解の流れを見れば一目瞭然です。

まず、「英語のリズム回路」があれば聞き取った英文を単語単位に切り分けることができます。

そして、切り取った単語が「語彙化」つまり日本語に訳すのではなくイメージとして浮かぶ、ということができていれば瞬時に内容を理解できるのです。

この「英語のリズム回路」を見につけるための取り組みが「聞き流し」です。そしてここに従来の英語のレッスンを組み込みます。

おすすめなのはお値打ちで気軽にできるオンラインレッスンです。

「聞き流し」というインプット、つまり頭の中に英語の情報をふんだんに取り入れ続けて自分の頭の中の引き出しをいっぱいにすること。

そしてそれと連動した英語の授業、もしくはオンラインレッスンというアウトプット、つまり頭の中の引き出しのなかに詰まったたくさんの情報を引き出す作業を繰り返し行う事で「英語のリズム回路」ができあがるわけです。

少々難しい話になりましたが、「聞き流し」を始めようと考えている方にとって、ただ聞くだけでは効果的ではないということがわかっていただけたと思います。

つまり、聞き流しをすることは、インプットなのでそれを外にだすアウトプットの取り組みが必要です。

子供に英語を始めさせたいけど何から始めたらいいかわからない。自分が英語が苦手だからとりあえず英会話教室に入れてみたけど全然上手くならないと考えている方是非参考になさってください。