現場で役立つ!通訳ガイドにおすすめの参考書

今日は、英語を学ぶ方はもちろん、通訳ガイドを目指す方におすすめできる通訳ガイド(通訳案内士)暦30年の松本美江さんの著書、「改訂版 英語で日本紹介ハンドブック 」をご紹介します。

改訂版 英語で日本紹介ハンドブック

「英語で日本紹介ハンドブック」は、以下5つの理由から英語力向上や通訳ガイドに非常に役立つ参考書となっています。

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1. ほぼ全てのページが対訳で書かれている

日本語で理解してから英語を読むのも良し、英語を読んでから日本語で理解度を確認しても良し、両方の読み方ができるのが対訳本の良い所です。

2. 日本人の暮らし、文化、歴史などが幅広く書かれている

幅広い内容が網羅されているので、自分の興味のある分野から読み始めることが出来ます。また、最初は関心がない分野でも読み始めるうちに面白く感じてくることもあります。

そして、来日した外国人の方を案内する際に本書を持参すると参考書にもなります。

3. 外国人の疑問というコーナーが面白く、勉強にもなる

松本さんがガイドをする中で受けた質問などをもとに質疑応答の形で書かれています。

外国の方がどのような疑問を抱くのかがわかるので、参考になります。また、ガイド中の質疑応答のイメージが出来るので、勉強になります。

4. 実体験に基づくコラムが役に立つ

通訳ガイドを目指す方にとっては非常に参考になるコラムが掲載されています。

  • 通訳ガイドになるには?
  • 通訳ガイドにとって必要なこと
  • 最近の日本旅行事情
  • 通訳ガイド試験に合格した後は?

5.豊富な資料

統計資料や歴史年表も含まれており、分かりやすくなっています。また、世界遺産に関しての付録もあり、読みやすくなっています。

最後に

私が通訳ボランティアガイドをしていた時はこの本を持参していました。

そして、何か質問をされて、分からなかったときにはこの本の該当項目を参照して、質問に答えるということもありました。

例えば、「日本人はよく働くと聞きますが、どれくらい休みがありますか?」と質問をされたときには「外国人の疑問」という項目に「日本では週休2日が一般的ですか?」というQ&Aがあったので、参考にして返答することができました。

別の方から「お寺にある卍マークはナチスと関係があるのですか?」と聞かれた際にも「外国人の疑問」という項目に同内容の回答が載っていたため、無事に返事をすることができました。

また、日本の○○○について詳しく知りたいという外国の方に対しては、本書を渡してそのまま原文を読んでもらうということもしました。

こういった時に、この本を持っていてよかったなあと感じました。

そして、読み物としても面白く、読みながら楽しく日本の暮らし、文化、歴史などについて学べるので愛読しています。