英語・英会話の1音集中トレーニング~Lの発音~

  • c117ru

学ぶ

実は日本語にはない英語発音 の音をマスターしよう!

あまり注目されないLの発音ですが、実は日本語のラ行とは違い日本語にはありません。また、明るいL(light L) 暗いL(dark L)と呼ばれるように音、発音方法も変わります。今回は の 日本語発音との違い、発音方法、練習を経てマスターを目指します。意外にややこしい英語発音 /l/ 。ここで一気に攻略しましょう!Let’s practice the sound /l/!

*以下、IPA(International Phonetic Alphabet:国際音声記号)の表記基準に従って、特定の音は // で囲んで表記します。

スポンサーリンク

1.日本語と違う /l/ の発音

日本語のラ行と英語発音の /l/ は発音方法が違います。

日本語のラ行の発音記号は /ɾ/ (リを除く)
専門的には、歯茎はじき音・歯茎側面はじき音です。(音のポジションによって変化。)
舌先を前歯の後ろに軽く当て、はじくように離して音を出します。舌は緊張せず、奥歯に舌が触れています。

・英語の /l/ の発音は歯茎側面音です。
舌先を歯茎の裏に押し付け、両側面から空気を通します。舌は緊張し、奥歯に舌は触れません。
日本語のラのように舌を弾かず、ゆっくりを離します。日本語のラより舌先は前方で歯に触れます。

それでは、英語の /l/ の発音を詳しく見てみましょう!

2. /l/ の発音方法 

/l/ の発音は専門的に有声音で歯茎側面音です。他に同じポジションの音はありません。

l IPA

舌先を歯茎の裏にしっかりと押し付け、両側面から空気を通します。舌は緊張し、奥歯に舌は触れません(私たちからすると、かなり舌に力が入ります。)鼻から息を少し抜くとよりそれらしく聞こえます。

ポイントは舌をすぐに離さない!

この動画では、/l/ の発音は /th/ の発音のように舌を軽く噛んでもOKとも言っています。強く押している舌が前へ出た感じでしょうか。驚きです。

ここで /l/ の発音をもうひとつ掘り下げましょう。
この発音は単語の中の位置によって音が変化します。次のステップです。

2-1.明るい/l/ と 暗い/l/

英語の /l/ の発音には、明るいL(light l)暗いL(dark l)があると言われています。ラリルレロに近く聞こえる音(明るいL)から ウやオに聞こえる音(暗いL)があるのです。


音の変化=舌の形の変化です。
舌の位置が変化する理由は、前後の音にあります。
前後の音の発音時、舌の後方が持ち上がると、その位置につられ/l/の舌の形が変わります。

・明るいL

light l

  • 明るいLは、基本的に母音の前に来ます。
  • 母音の舌の位置によって、その中でも暗い音に変化します。

舌の位置に注意しながら「アイウエオ」と発音してみて下さい。アイエは舌の前面が口蓋に向かって持ち上がり、これを前舌母音と言います。ウとオの時に舌の後部が喉を軽く塞ぐように持ち上がり、これを後舌母音といいます。

・前舌母音の前では、明るいハッキリとした音
listen /ˈlɪs ən/ (聞く)
letter /lɛt ər/ (手紙)
lake /leɪk/ (湖)

・後舌母音の前では暗めの音
lose /luz/ (失う)
low /loʊ/ (低い)

・暗いL

暗い音とは、日本語のラリルレロの音から遠い音です。私たちにはウやオに聞こえます。
これは舌の後方が前後の音につられ持ち上がる為です。

dark l

暗いLが現れるのは、以下の3パターンが考えられています。

①母音の後
・dolphin /ˈdɒl fɪn/ (いるか)
・sell /sɛl/ (売る)

②子音の前
・alphabet /ˈæl fəˌbɛt/ (アルファベット)
・golf /gɒlf,/ (ゴルフ)

③語末
pencil /ˈpensl/ (ペン)
kettle /ˈketl/ (やかん) 

・kettle は、舌が/t/のポジションから/l/のポジションに移りながら両脇から息が流れ出ます。舌は口蓋に付いたままなので、「ケトー」のように聞こえます。
これは、 /d/, /n/, /t/の歯茎音の後に続くときに起きます。
・tunnel /ˈtʌnl/ (トンネル)は トヌー
・candle /ˈkændl/ (キャンドル)は キャンドー 
に聞こえるのはそのためで、発音・聞き取りに注意が必要なポイントです。

この動画の中で、「暗いLの、特に語末に来るLの発音は、ネイティブの場合舌を正式なポジションに持ってこないで、舌後方を持ち上げただけで終らせる人もいるが、英語を学んでいる人は正式なポジションに持ってきて終らせた方がいいだろう」と述べています。

この暗いL、特に語尾の暗い /l/ の発音方法については、書籍によって、動画によって色々書かれていますが、この解説「どちらもありだが、学習者は /l/ のポジションに戻したほうがいい」で解決がつきそうです。

3. Let’s practice

それでは、ひとつづつ丁寧に単語と文章で練習しましょう!

/l/ の音を美しい歌に乗せて練習します。
舌を上の歯の後ろにしっかり押し付けて。

だいぶ上手に発音できるようになったのではないでしょうか?

/l/ の発音とっておきの裏技!

ここで、目からうろこの裏技をご紹介。以下twitter から

と一時話題になったシャンプーのコマーシャル「ラックススーパーリッチの動画」がこちら

どうですか?Lの発音の感覚が掴めましたか?これまでの解説が吹き飛ぶ分かり易さです!

4.録音と自分の声のリスニング

ここで、これまで学んだご自分の発音を確認されることをお勧めします。

最近はスマホ・携帯の動画撮影、ビデオカメラなど便利な道具が身近に多いので、ぜひ人手間割いて録画、確認してください。想像していたのとだいぶ違うことがよ~くあります。自分の発音と口の動きを知り、矯正していくことで飛躍的に上達するはずです。

  * * * * *

さて、ここで一休み。今回は「日本人の発音がどれくらい訛っているかがよく分かるおもしろ動画」逆説的でとっても面白い!

5. /l/ の格言

おまけです。/l/ の音が使われている格言をどうぞ。

Laughter brings out the child in all of us. — Bill Cosby
(笑いは私たちの中にいる子供を呼び起こす)

*Translate and Speak で発音が確認出来ます。

6.まとめ

Rの発音に隠れて盲点だった、英語発音 /l/ 。実は日本語にない発音でした。
しかし、今回ご紹介した発音方法をマスターしてしまえば、音の変化にも柔軟に対応できます。発音が上手くなれば会話に自信がつき、聞き取りも上達。まさに一石二鳥!発音の根拠を知り、自信をもって英会話を楽しみましょうね。

L WORD

参照元(The Rumpus