安くて一石二鳥!家庭で始める親子の英会話 5アプローチ

  • kicolyn

親子

自分も英会話をマスターしたかったけどなかなかうまくいかない。せめて子どもには英語を身につけさせたい。こんな思いをもつ親御さんも多いのではないでしょうか。

「近くに英会話教室がない」「高い受講料はちょっと・・・」それならこんなアプローチはいかがでしょうか。

一緒に勉強する親子3人

教室だけで英語に接していれば、いつまでも「勉強課目」というとらえ方をしてしまいます。せっかく英語を習っても、普段使うことがなければ忘れていきますし、結局「暗記もの」に終わってしまいがちです。

でも、考えてみれば英語も人とコミュニケーションをとるための道具にすぎません。できるだけ普段の生活に英語を取り込むことで、親子で楽しみながら英語に対する好奇心も育んではいかがでしょう。

また、子供が覚えた英語を話した時、すかさず家族がそれに反応することができればフィードバックが得られ、喜びと学習の相乗効果も期待できますね。

親御さんは英語アレルギーがなくなり、子どもたちは楽しく英語にふれて使いこなせるようになってもらえたら、まさに一石二鳥ですね。手軽に始められる簡単なことから、自分でさらにステップアップを工夫できるようになるまでの5つのアプローチの紹介です。

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アプローチ1:生活を見わたして単語や短いフレーズを覚えよう

単語リストを覚えていこうと思わなくていいのです。英語も単に日常生活で使うことばの一つと考え、むしろ生活感たっぷりのことばから覚えていきましょう。

いろいろな野菜

初めは物の名前、たとえば食べ物、衣類、家具や身の回りの道具などから「これは英語でなんと言うんだろう?」と好奇心を持ちましょう。

そして初めは日本語の会話の中でいいので、その単語を使っていくのです。「マイクロウェーヴで温めようか?」「ズー(zoo)、動物園に行こう」など。

小学校で学ぶ英単語のリストは参考になりますし、無料で教材を提供しているサイトもあります。

もう一つここで大事なのは、初めから日常生活で使うかんたんなフレーズも合わせて取り入れていくことです。とにかく、「生活言語である」という意識を持てる工夫をするのです。

あいさつや天気、「おなかすいた(I’m hungry)」とか「寝る時間よ(It’s time to go to bed)」などの短い生活表現を実際の行動に合わせて親子で使っていきましょう。このとき、発音のよしあしはそこまで気にしないでいいと思います。

英語アレルギーの一つは「上手に発音できない」ではないですか?「アメリカ人はアメリカ訛り、イギリス人はイギリス訛り、日本人は日本訛りで話している」ぐらいに思っておきましょう。覚えた表現に慣れてから、それなりに工夫を始めればよいのです。

アプローチ2:子供向けの英語の番組や英語の歌を聞こう

英語の文法・文型になじみのない初心者や子どもにとっては、やはり英語の音をある程度の量を聞くことが大切です。音を聞きなれて初めて、口まねができるようになるのです。一説には累積1000時間以上聞いたころから変化を実感し始めるといいます。

では、どうやって英語の音にたくさん触れたらよいでしょう。やはりお手頃はテレビの子供向け番組ですね。いろいろある中で、家事の間見せるものに英語番組を増やしましょう。

ここで大切なのは、子供がテレビで学んだ言葉を発したとき、単なる褒め言葉で反応するのではなく、その瞬間は親も英語で対応することです。

例えば、次ぐのような感じです。

子: Big dog!
親: Yes, big dog!
子: I like apples.
親: Oh, you like apples?!

親も対応できるためには、日頃見ている番組内容を把握しておく必要がありますね。

子どもが「自分以外は誰も家族が英語を使わない」と思ってしまっては、自分から使おうとはしないでしょう。

親御さんは「忙しくて時間がとれない」かもしれませんが、自分は子供の英語学習のサポーターだと思えば、少し頑張りがきくのではないでしょうか。それで自分も表現を覚えて使えるようになれば一石二鳥です。

正しい文章を返すというより、オウム返しでもよいので英語で答えることが大切です。これも「生活言語である」ことの演出です。

車で移動する際、歌を聞くこともよい方法です。曲の選択には大きく二つの目的を意識するとよいでしょう。

一つは、自分でも歌えそうな歌を何度も聞き、実際に歌えるようになること。もう一つは、英語の文章の抑揚に耳を慣れさせることです。

歌う女の子

一つ目の本当の目的は、口周りの「英語筋肉」を鍛えることです。英語をスムーズに話せるために必要なのは、リスニングだけではないのです。初めは、子供の童謡の方がよいでしょう。メロディラインがシンプルで言葉も簡単なので、覚えやすく発音しやすいと思います。

最初から歌詞とにらめっこするのは避けましょう。文字を見ると、どうしても視覚情報に引っ張られて日本語発音になりがちだからです。聞きなれるまで音声だけ聴き、聞き取れた部分だけでよいですから、正しいかどうかに関係なく聞こえたとおりに親子で発声していきましょう。その後歌詞を文字で確認し、歌を聞きながら音まねをする気持ちで歌っていきます。

二つめの目的は、英語に比べ日本語は抑揚が平たんなので、抑揚の高低変化に慣れるためです。抑揚を上手にできれば、感情表現豊かな活き活きとした英語を話せるようになります。

この目的に適しているのは、子ども向けミュージカルや映画のせりふ入りのものです。物語性があるので楽しく、メロディも文章の抑揚が生かされたものがあったりするので、自然と抑揚が身につくでしょう。

こちらは歌えるようになることを目指すというよりは、特にせりふのような部分の抑揚をメロディとしてとらえ、ハミングでまねするのです。

楽しくまねできるようになったら、「なんちゃってハミングせりふごっこ」もおもしろいかもしれません。お互い何を言っているのかわからなくても、ハミングでせりふの雰囲気を伝え、あたかも英語で会話をしているかのようにやりとりするのです。

アプローチ1で、発音を過度に気にしないようにと伝えましたが、ここで説明したアプローチに取り組むことで、改善されていくはずです。

無料のこども英語学習サイト一覧

アプローチ3:アルファベットはフォニックスも合わせて覚えよう

ABCの歌はとても一般的で、一通りアルファベットに触れることができます。一つ問題なのは、Aから順番に言うことはできても、順不同で聞かれると答えられない現象があることです。

アルファベットカードで遊ぶ女の子

また、エー、ビー、シーはA、B、Cという「文字」の読み方であって、「音」ではありません。次の段階で単語の読み書きをスムーズに進めるためにも、各文字が持つフォニックスと呼ばれる「音」についても学びましょう。

フォニックスを合わせて覚えられるような工夫をしたイラストと文字のカードもありますので、順不同で覚えていくとよいでしょう。これをある程度マスターすると、初めて見た単語も自分で読めるので、成功体験につながりうれしいものです。

フォニックス学習教材

アプローチ4:生活で使えそうなちょっと長めのフレーズを丸覚えしよう

短い生活表現で慣れてきたら、もう少し長めの文章で、単語を入れ替えるだけで応用範囲が広がる生活表現を丸覚えしていきましょう。

質問とその答え方の両方を覚えていき、親子で実際に活用していきます。親御さんは少しがんばってたくさんの質問の仕方を覚えて、どんどん活用しましょう。

子供が日本語で答えたとしても、英語の質問に則した答えが返ってくればひとまずOKです。なぜなら、質問の意味はちゃんと理解しているからです。

自分で使えそうだと思った表現を集めていきましょう。

食卓で会話する家族

アプローチ5:2~3文の短編英語日記を書こう。

毎日、2文か3文の英語日記を書いてみましょう。これは、「英語を書くことそのものに慣れる」「文章を考える習慣を身につける」「自分の考えをまとめる練習をする」といった目的を同時に果たすことができます。

ノートを書く子どもの手

「英語を使いこなす」とはどういうことでしょうか。言語そのものだけいくら勉強しても、自分の考えがまとまっていなかったり、その表現方法がわからなかったりすれば、結局口を閉ざしてしまうばかりです。思いを口にする瞬発力が必要です。

日頃から「英語ではどう言ったらいいのかな」「自分はこう考えているな」と考える習慣がついていれば、あとはそれを声に出すだけです。

その最初のきっかけがこの短編英語日記です。初めは2文、もしくは3文だけでいいのです。

例えば、I buy chocolate today. I like it. It’s yummy! これでいいのです。これなら大人もできそうですよね。初めは現在形とか過去形など気にする必要もありません。まずは覚えた動詞を使ってみようという気持ちが大切です。

チョコを食べる男の子

親子の交換日記や連絡帳で試してみるのもいいですね。

日記を書き出せば、自分なりの使える表現集をまとめておこうと考えるようになるかもしれません。それは、幅広い表現や言葉へのアンテナを広げることです。

慣れてくると2,3文以上書きたくなるし、さらに複雑な文章でも表現したくなってきます。

そして、自分の持てる知識を総動員して何とか文章をつくろうとします。そうなれば、英語に対して更なる好奇心と向上意欲がわいているはずです。

参考図書

アプローチの活用法

learning

アプローチ1から3は、最初から同時にバランスよく取り入れるとよいと思います。そして少し慣れたら、できるだけ早いうちからアプローチ4も始めていきましょう。このあたりからより現実的な実践となります。基本的な動詞を少し覚えたらアプローチ5を始めるといいです。日記を書くことで、まだ知らない言葉への好奇心もわきますから、積極的に始めてみてくださいね。