日本人が英会話を苦手とする理由とは?その理由を徹底分析

英会話が苦手な様子

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日本人はなぜこんなにも英会話が出来ないのか?

「日本人は島国だから…。」「英語に触れる環境がないから」「日本の教育が間違っているから」と様々な日本人が英語が出来ない理由が挙げられるかと思います。ただ、もちろん英語を学習するコツは存在しますし、英会話のコツだってあります。

そもそもなぜ日本人が英語に自信がないのでしょうか。上にあるように日本人は圧倒的に英語に触れる機会が少ないのです。

外国に行くと様々な国からきている人を見るでしょう。ただ、あなたの職場には海外からきている人はいるでしょうか。半分以上の方はNOと答えるのではないでしょうか。

そうなのです。日本人は人生の中で英語を使う習慣はないですし、使う機会も本当にまれなのです。そこで、機会がない中で私がどのように英語学習をしているか簡単にお話したいと思います。

会話は言語だけではない?

皆さん「英会話」と聞くと、「いや私英語しゃべれないから…。」とか、「アイ、アイアムー、アイアムハッピー?かな?」みたいな日本人よく見かけますよね?ただ、英会話は会話であって言語ではないのです。

では会話とは何か。会話とは55%の視覚情報と38%の聴覚情報と7%の内容で構成されていると心理学的に言われています。つまり、会話のほとんどは視覚情報から伝達されるのです。

ではどうやって視覚的に自分の言いたい事を伝えるのでしょうか。それが身振り手振りです。英語スピーチではよくDeliveryともいわれていますね。

この身振り手振りが上手な人は外国慣れしているというか、どうすれば伝わるのかというのが理解できている人です。会話は言語だけに有らず、体中を駆使して表情を加えて身振り手振りも加えて全力で伝えましょう。

とはいえ、やはり勉強も必要です!

さて、身振り手振りでもなんとかなるとはさすがにいかないです。では一番英会話にとって何が必要でしょうか。発音でしょうか。文法でしょうか。いいえ、違います。正解は単語です。

日本人の教育方法は英語の文法がメインですね。比較級や疑問視、SVOなんかは嫌ほど聞いた事があるのではないでしょうか。本当は単語なのです。

ではなぜ単語だと言いきれるかというと日本語と比較しても一緒です。

例えば「私は雨が降った時には家の中にいたいんですよ」という一文、これはどうでしょう。「雨が降る、時、いたい、家、中」なんとなくニュアンスは伝わったのではないでしょうか?

実は文法がはちゃめちゃでも意外と単語をくっつけると繋がるものなのです。これは単語そのものに含まれている意味を我々の脳で理解しているからです。逆にここの単語が欠如してしますと「時、いたい、家、中」。これでは「家の中に居たい時」のように理解してしまいそうですね。

だから英語でも「when rain I want to be in home 」。これでも最悪通じるでしょう。ただ、文法的には間違っています。しかし、単語に含まれた意味をつなげると十分理解できます。

このように単語に含まれている意味を理解するのはとても大切です。英語は単語が多い言語ですから、まずは英会話のための単語をたくさん覚えましょう。

ネイティブは文章通りに読んでいない?

皆さん、ディクテーションはシャドウウィングはやったことがあるでしょうか。ネイティブが話した事をそのまま一文字も欠ける事なく紙に書いたり、ネイティブの後を追っかけて英語を話す事なのですが、これが日本人にとっては本当に難しいのです。

なぜかというと、発音の違いです。日本教育で教えられているような「apple アップル」とネイティブは決して発音しません。

例を言うと「center」これはなんと教わりましたでしょうか?ショッピングセンターのセンターなので「センター!」と発音しているでしょうか。ネイティブは「セナー」と言います。「n」の鼻音の後の「t」が抜けているのです。こういう現象は多々発生しています。

しかも同じ単語でも違う文章になると発音も変わるからさらに厄介。例えば「It made you happy.」=あなたを幸せにした(イットメイドユーハッピー)ですがこれをネイティブは「イメイジューハピー」と発音します。日本人にとっては「major」に聞こえるんです。

これが属にいう「リエゾン」という現象です。発音と発音がくっついて、別の英単語に聞こえる現象の事ですね。これによって日本人のリスナーは非常に苦しんでいます。私もそうです…(笑)。

このリエゾンがあるのでネイティブは文章通りには発音せず、単語をくっつけて発音します。日本人にとっては「この間この単語はこういう発音だったのに、今回は違う!」みたいな事が本当に多くあるのです。これは死ぬほどリスニングを繰り返して様々なパターンを理解して、慣れるしかありません。逆にいうとここを理解すればあなたの英会話の能力は飛躍的に向上するでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。日本人にとって語順も単語表記も発音の母音、子音も全て違う英語を理解するには本当に時間がかかります。

ただ、時間を積んで勉強すれば絶対に身に付きます。その中で今回紹介した英会話のコツが皆様のお役に立てれば幸いです。時間をとりながらしっかり勉強していきましょう!