「出版してくれてありがとう!」~著者に感謝した英語本3冊

  • r3

本

毎月たくさんの英語関連書籍が発売されています。試験対策本、HOW TO、体験談、辞書、読み物などなど、種類も様々です。「これは役に立った!」という本も、「立ち読みで十分だよ…」という本も、もちろん人によって異なります。それは承知の上であえて「よくぞ出版してくださいました!」と著者に感謝した本3冊をピックアップしてみました。

スポンサーリンク

ネイティブが教える マナー違反な英会話

ネイティブが教える マナー違反な英会話 (中経の文庫)

ジェームス・M・バーダマン (著)

本書では、場面ごとに6つの章に分け、同じ内容でも相手によって失礼になるマナー違反英語と、マナー英語とをそれぞれ紹介しています。ぜひ、本書でマナー英語を身につけ、円滑なコミュニケーションに役立ててください。(出版社からのコメントより)

その昔「英語に敬語はありません」とまことしやかに語られたこともありましたが、そんなハズはないですね。マナー英語について書かれた書籍も数多く出版されています。その中でなぜこの本にお礼を言いたいのかと言えば、「マナー違反英語を使うことによって、相手がどれほど憤慨するのか」を知ることができるからです。

例えば「I want you to sign these papers. 」(上司にサインを頼む例)の解説部分には次のような1文が出てきます。

こういう言い方をされると頭に血がのぼりますが、本人はどれほど失礼な言い方をしているのか無自覚なだけだということを思い出すようにしています。

普通に考えて「I’d like~なら間違いないよね?」とは思いますが、正直「I want you to~」がこれほど相手を怒らせるとは知りませんでした。
英会話の授業では、宿泊しているホテルの従業員に何か頼む場合でも「wantは言い方が強過ぎる」と教わったことがありましたが、何がどう強いのか漠然としていたのです。それがやっと納得の上「want」には注意が必要だと思えるようになりました。

このように英語フレーズがどう聞こえるかだけでなく、相手に与える印象やカジュアル度を率直に、そして簡潔に説明してくれたことに「ありがとう」を叫びました。

TOEICテストいきなり600点

TOEIC(R) テスト いきなり600点!

横川綾子・渋谷奈津子(著)・ヒロ前田(監修)

ベテラン講師2人が必勝の解法から裏技まで「手とり足とり」解説した最高に親切なTOEIC入門書。(「BOOK」データベースより)

「TOEICってどんなテスト?」から始まり、パートごとの攻略のツボ、演習問題とその解説、果ては試験当日の筆箱の中身や効率的なマーク方法、初心者にありがちなお悩みまでフォローしてくれる、徹底したやさしさに貫かれたTOEIC本です。初心者向きだからと言って詰めが甘いということはなく、テスト本番までに把握すべきポイントを、知識的な意味でもテクニック的な意味でも過不足なくチェックすることが可能です。

TOEICテストの1番の対策本は公式問題集だといいますが(確かにその通り!)、あれだけの問題数とスピードに、(たとえ問題集であっても)前知識なしで挑むことは非効率です。「普通にテスト対策的な勉強はするつもりだけど、心構えやテクニックは無視できない気がする…」という妙な焦りを、一読によりスッキリと解消してくれた点で「ありがとう!」を叫んだ本です。(タイトルの600点も余裕でクリアできました。)

世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語

世界のエリートがみんな使っているシェイクスピアの英語 (講談社パワー・イングリッシュ)

西野マリー(著)

世界中で愛され、諺や決まり文句にもなり、ビジネスでも頻繁に引用される名台詞の数々。ネイティブとの会話をもっと楽しみ、映画や新聞の理解を深めるためにシェイクスピアは必読書です。本書では絶対におさえておきたいフレーズを約100取り上げ、その意味を解説。時代を越えて人々にインスピレーションを与 え続ける言葉と文化に迫ります。(「BOOK」データベースより)

「シェイクスピアは読みたくないけど、その引用が意図したとおりの意味を組み取りたい!」という実に都合の良い願いを叶えてくれる本。

シェイクスピア作品のあらすじを踏まえつつ、1つ1つのフレーズは以下の順で解説しています。

  1. 引用
  2. どの作品のどの場面で使われているか
  3. どんなニュアンス、意味合いを伝えたい時に使うのか
  4. 新聞や映画などで実際に使われた例
  5. 自分で使う場合は、どの場面でどう言うのがよいか

特に「3. どんなニュアンス、意味合いを伝えたい時に使うのか」の部分は、本当に助かります。シェイクスピアの引用は普通に読むこと(聞くこと)ができても、わざわざその言い回しを使った理由とも言うべきニュアンスを理解できないと「お約束パターンによる共通認識」から取り残されることになります。そしてなんとも残念な気分を味わうことに。
「それでもシェイクスピアは読みたくない。→残念な気分→読みたくない→略…」の無限ループから助け出してくれたのがこの本です。邪道!と言われようとも、「春はあげもの。」(サントリー角ハイボールのボスターより)のダジャレ感を楽しむために、枕草子を読破する必要はないはず…と割り切っています。とても読みやすい文章ですが、興味を持てないのなら無理してイッキに読む必要はありません。気になる表現に出くわした時毎にチェックするだけで、英語表現に対する理解を深めるよいきっかけになるハズです。