大学受験英語は基礎固めから!文法と単語で身につける総合力

大学受験の勉強方法

生涯にわたって活用できる英語学習の中でも、大学受験は大きなマイルストーンとなるでしょう。多くの人は若い時にぶつかる壁であり、高いレベルの英語力を手にするチャンスでもあります。

準備期間にもよりますが、9ヶ月以上時間があるなら、基礎となる文法と単語の語彙を磨いていくのが一番の近道です。急がば回れの精神です。

筆者はセンター試験および難関私大の英語で8割~9割得点できるようになり、その後の学生時代、TOEICでは事前に勉強しなくても900点を取れるようになりました(現在は学習を継続していないため、もっと落ちていると思います)。現在はツールが色々あると思いますので、もっと根本的な勉強法のポイントを紹介します。

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1. NHKラジオ「基礎英語」からはじまる英語教育

英語に限りませんが、勉強や鍛錬の前提は習慣づけです。学校の授業もその一環になりますが、自分で進める学習をプラスしたい/できるのであれば、NHKラジオの「基礎英語」などの英語番組はおすすめです。

オーソドックスすぎる方法と思われるかもしれません。しかしそこは、だまされたと思って続けること。私も親戚に勧められた時は半信半疑でしたが、文法とリスニングの力を蓄えることができました。

他の学習法よりも経済的ですし、録音して通学時間に聞いたり工夫すれば、毎日のすきま時間で英語学習ができます。

テキストは最初の1~2ヶ月は少なくとも買ってみるのがよいでしょう。4月や9月にはじまる番組がほとんどですが、途中からでも十分キャッチアップできる構成になっています。

自分の英語力に合った番組を見つけて継続して聞くのが一番効率的ですが、たまに時間に余裕があったり「ながら聴き」ができるときは、ほかのレベル・ジャンルの番組を続けて聞くのも、自分のレベルを客観視できて良い刺激になります。

例えば基礎英語3を聞いていると文法を重視した内容が多めですが、英会話の番組を聞いてみると口語的な表現を知ることができ、新しい楽しみになるかもしれません。

2. わからない単語に出会ったら『必ず』辞書をひき、二度とひかない

これはお世話になった英語の先生の受け売りでもありますが、実践して実力につながったと思うのでおすすめです。

教科書を読んでいるときでも、テストの復習をしているときでも、とにかく知らない単語が出てきたらすぐに辞書をひく、それだけです。

いちいち辞書をひいていると文法的につかめない場合は、知らない単語には薄く丸印をつけておくなどして、ある程度読めたらまとめて辞書をひきます。

私はテストのときも知らない単語には丸印をつけておき、採点されて返ってきたら辞書をひいていました。とにかく、知らない単語に出会ってからあまり時間をおかないのがポイントです。

辞書をひいたら、一度見た証しとして辞書のその単語のところにも印をつけておきます。そして、もう二度と辞書をひかなくても平気、と思えるまで集中して熟読します。すると、忘れないよう必死になり、使うシーンなどを想像して体験として覚えることになり、結構覚えていられるものです。

根性論はあまり性にあわないのですが、これだけは「辞書がなくても覚えているぞ」という覚悟がものを言うと感じた体験です。

3. インプットは、良い英語のみ

英語は言葉なので日々使われて変わっています。街頭やインターネットには、いろんなバックグラウンドの人のいろんな英語があふれています。それらはまさに生きた言語として価値があるし、素敵な変化だと思います。

しかし英語学習中の人にとって必要なのは、文法的に整っていて、一つの意味に取れる(Aとも読み取れるし、Bとも読み取れる、という文ではない)文章に触れることです。実はこれも英語の先生の受け売りです。

教科書などの教材は信頼して良いと思いますが、小説やエッセイ、コラムなどの文芸作品はその性質上、かなりいろいろな読み方ができる文章が多いです(どの言語でもそうですが)。

一方でニューヨークタイムズ紙やタイム誌、ネイチャーなどの新聞・雑誌は、ニュースで使われる時事英語や自然科学論文といったトピック的に信頼がおけるだけではなく、英語の文法的にも自然で正しい(と多くの人が感じる)文章となっています。

学習の過程で「生きた英語」にも触れたいという場合は、こういった点も考慮に入れると、ブレずに英語力を身につけることができます。

筆者は小説や歌の歌詞を理解したいという気持ちが英語学習全体のモチベーションとなったので、世界中にいろんな英語があることを決して否定したくありません。

以上のようなことを踏まえて英語やその文化を少しずつ自分に染み込ませていき、大学受験も突破し、その人の世界を広げていけることが一番重要だと思います。