英語で「どういたしまして」~ネイティブ・スラング・丁寧な表現・国別まとめ

  • やうさん

You are Welcome と書く男性

英語で「ありがとう」と感謝された場合、日本人ならほぼ反射的に”You’re welcome”と返答するのではないでしょうか。

英語の世界では、感謝を表した相手に対して返す「どういたしまして」的なフレーズは、この他にも沢山日常で使われています。

単純な”You’re welcome”ではなく、それ以外の表現も知って使えると、もっともっと英語でのやりとりが生き生きし、会話の幅が広がります。

そこで、英語で「どういたしまして」をネイティブがどう表現するのか、また、”You’re welcome”よりも丁寧な表現の仕方、さらに、SNSなどで使われるスラングまでご紹介していきます。

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1. 単純な “you’re welcome” をより丁寧に表現

“You’re welcome”という簡単な表現に、一言、二言足すだけで、もっと丁寧な表現になり、相手に好印象を与えることができます。

You’re very welcome. 
You are most welcome.
You’re more than welcome.

直訳すると「とてもどういたしまして」と日本語にはしにくい表現ですが、字面だけでなく、大きな意味を捉えるとイメージが掴みやすいです。

welcomeには歓迎するという意味があり、また、ありがたいという意味も持っています。

very、most、more thanなどの比較最上級の言葉を加えることで、あなたの感謝の気持ちを「とても歓迎します」「この上なく歓迎します」または、あなたの感謝の気持ちが「とても嬉しい」「一番嬉しい」というような意味になります。

単純な「You’re welcome」が、ひと工夫でより気持ちがこもった丁寧な表現になるのです。

2.“You’re welcome“を使わない、丁寧な「どういたしまして」の言い方

”You’re welcome” を全く使わないで「どういたしまして」と丁寧に表現することも可能です。一般的にはこのように伝えます。

It was a pleasure. (直訳:とても喜ばしいことです)
My pleasure. (直訳:私の喜びです)

これも、直訳ではなく、伝えたい意味を考えると、「感謝されるようなことができ、私の方こそ嬉しいです」「感謝されて光栄です」という意味が汲み取れます。

とても丁寧な表現ですが、非常によく使われる表現でもあります。

実際、私の周りにいる友人も多く使います。相手に感謝を伝え、こう返ってきた時には、私はいつもとても暖かい気持ちになります。

なぜなら、この言い方は「あなたが嬉しいと、私も嬉しい」という、相手の優しい心遣いが感じられるからです。

会話に深みができるので、これは、是非使えるようになれると素敵なフレーズの一つです。

英語に限らず、言語を深く学習していくと、表面的なことだけでなく、内面や心からの気持ちを上手に伝えられるようにもなると、表現力に深みが出てきます。

「どういたしまして」というフレーズは非常に単純なので、英語上達へステップとしては小さく感じるかもしれないが、実に様々な言い方があり、場面に応じて使い分けが可能になると、とても会話が豊富になります。

話は元に戻って、「ありがとうと言っているあなたがハッピーなら、どういたしましてという側の私もハッピーです」と伝えたい場合は、こう言ったりします。

I’m glad to help.  (I’mをとって“Glad to help”だけにするとカジュアルな言い方になります)
I’m happy to help. (上と同様、カジュアルな表現として使いたいときは“Happy to help”となります)

相手が感謝の気持ちを伝えてきた際は、相手の気持ちをしっかり受け止めて、こちらも誠意をもって対応したいものです。

人から感謝された時、”Glad to help”と返したら、相手はきっと「 この人に頼んでよかった、また何かあったら、きっと頼りになりそうだ」という印象を受けるでしょう。

I’m glad to~, I’m happy to~という言い方、色々なシーンに応用できます。
例えば、
I’m glad to hear that you had a relaxing vacation.
I’m happy to learn that you passed the test.

さて、ネイティブスピーカーと話していると、困った時には、こちらを思いやる姿勢を見せることが多いです。

経験上、突き放されることはあまりないです。親身に相談にのってくれますので、どんどん英語で相談しましょう!

自分が困った状況に陥ったときに相手に助けてもらい、そのお礼を伝えたとします。すると、相手がこう返してきたりします。

You would have done the same for me.(立場が逆だったら、あなたも同じようにしてくれたはずだよ)

この言い方、本当に親身になって味方してくれている感があります。そして、「応援しているよ」という優しいメッセージが込められています。

単純なYou’re welcomeだけではなく、使える場面では是非意識して使ってみたい表現です。

こういう言葉は、なにも考えずに口からサッと出せるようになるには、とにかく使ってみることです。
それも、何度も。自然と出るようになると、英語上級者です。

あと、とてもシンプルですこしも難しくないのに、日本人がうまく使いこなせていない「どういたしまして」の表現があります。

もっと日常的に使って欲しいのは、単純な「Thank YOU」。

YOUを強調して、「私こそ、あなたにありがとうと言いたい」と伝えたい場面で用います。
思いっきり笑顔で相手に感謝を伝えるのに効果的です。

3.一般的なカジュアルな「どういたしまして」

今まで、丁寧な「どういたしまして」の表現を説明してきましたが、実際のネイティブスピーカー同士の日常会話には“You’re welcome”ではなく、 その他の表現が多く使われます。

ビジネスや目上の人とのやりとり等、あらたまった場面では、これまで見たような丁寧な表現を使うのが無難ですが、一般的に使われているのは、非常にカジュアルな表現です。

例えば、

It wasn’t a problem at all.  
It was no trouble at all.

字面通り「全く問題ないよ」という意味で、「感謝されるほどの、大げさなことはしていない」というニュアンスが含まれています。

略して、

No problem.  (問題ない)
Not at all.   (少しもない、全くない)

もっと略して、No prob. No probs. と言う人もいますが、かなりくだけた言い方なので、友人など親しい間柄で使う表現です。
なお、チャットやSMS等では字数を少なくするために、No proと書く人がいます。

似たような表現はまだまだ沢山あります。
いずれも、「わざわざ感謝されるようなことでもないよ、こんなこと。心配しないで」といニュアンスを含んでいます。
日本語の「ありがとう」に対する「いえいえ」の返事に似ています。

It was nothing.  (大したことしていないよ・何もしていないよ)
Don’t mention it.  (わざわざ感謝しなくてもいいよ)
Don’t worry about it.  (そんなこと、わざわざ心配しないで)
No worries.  (心配いらないよ)

特に、”No worries“ はオーストラリア人が多用するフレーズで、彼らのおおらかさが現れているような表現です。英国の方も使っているのをよく聞きます。東南アジアでもシンガポール、マレーシアやフィリピンなど英語が公用語になっている国の人々もしょっちゅう使うフレーズです。

それに対して、北米でよく使われる「どういたしまして」の表現は、かなりシンプルです。

Anytime.  (いつでも = あなたのためなら、いつでも手助けするよ)
Sure.  (当然だよ = 当然のことをしただけだよ)
You bet. (もちろん = いいよ、気にしないで。sureに似た表現)

以上、英語では感謝に対する返答の仕方は一つではなく、工夫して使い分けられます。意識して会話に取り入れると、表現力に広がりができ、会話力も発展して英語上達への道につながります。