オーストラリア英語の特徴【発音・なまり、挨拶・単語(略)】

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オーストラリア英語=エイ→アイ?

オーストラリア英語といえば、””eight(数字の8)””を「アィト」と発音する、と言うのがお決まりで言われているかと思います。

しかし、オーストラリア英語はもっと独特で、面白いのです!

まず、発音で言えば前述の「エイ」が「アイ」になる、というのは実際にもあります。

どれくらい訛りがきついかは人それぞれですが、本当に「アイ」にしか聞こえない人もいます。これは、オージー的にも自分たちの訛りだと自覚があるようです。

一方で、オーストラリア人に言ってもピンことないようですが、オーストラリア留学経験のある日本人の中には「オウ」が「オイ」と発音されていると感じる人もいます。””No!””と言った時「ノーィ!」と聞こえる感じです。

単語単語の発音だけでなく、全体的な喋り方にも特徴があります。

男性はもともと声が低い上に、声の高低をあまりつけないので、低い位置で小さく上下する人が多いです。イメージとしては東北弁のおじさんのような感じでしょうか。なので、言葉一つ一つを聞き取るのが少し難しいです。

これは、このような喋り方をたくさん聞いて、耳を慣れさせる必要があります。特定の人であれば、その人の声質に慣れると良いでしょう。

それに対して女性、特におばさま方の話し方は、高低差がハッキリしていて聞き取りやすいです。

オーストラリア独特のフレーズ

フレーズを作る人達

オーストラリアでは挨拶の際、””How are you?””や””How do you do?””とは言いません。 ほとんどの人は””How are you going?””という言い方をします。「ハゥ ヤ ゴーイン?」と聞こえるでしょう。

日本の学校の教科書にはまず載りませんので、初めて聞くと戸惑うでしょう。「えっ?どのように、行くの?なぜこのタイミングでそんなこと聞くの?…えっとーバスで、だから””By bus!””」なんて、「よー元気?」と何気なく話しかけられた言葉に、トンチンカンな返事をしてしまいそうですね。

また、同じようにとても頻繁に使われる、分かりにくいフレーズに””What do you up to?””というのがあります。これは、「今何してるの?」という、ばったり出会った時などに使う、会話のきっかけのようなフレーズです。そのため、こちらも毎日使いますが、真面目に文法的に考えてしまうと、サッパリ意味がわかりません。

これはもう、お決まりのフレーズとして覚えてしまいましょう!自分でも自然に口を突いて出るようになれば、オージーイングリッシュに慣れてきた証拠です。

テキトーに発音される様々な単語

発音

オーストラリア英語では、日本語同様に様々な略語があります。

まずは、単語を省略するタイプ。日本ではマクドナルドを「マック」と言いますが、オーストラリアでは””Macca’s(マッカス)””と言います。他にも””breakfast””は””breaky””、””biscuit””は””biccy””、””mosquitos””は””mozzies””、””barbecue””は””barbie””などなど…とにかく単語を省略してしまいます。

また、「Uターンする」は””turn U-ie(またはU-ee, U-eyなど)””と言います。「Uっぽくターンする」という感じです。

どれも、日常生活でよく出てきます。ざっくり言えばOK!な感じが、おおらかなオーストラリア人らしいですね。

オーストラリア英語を堪能できる映画

映画でオーストラリア英語をたっぷり聞きたいなら「プリシラ(原題 THE ADVENTURES OF PRICILLA, QUEEN OF THE DESSERT)」がオススメです。

3人のドラッグクィーンが、シドニーからはるばるオーストラリア中部へ、砂漠の中にあるリゾート地でショーをするために旅をするストーリーです。

笑いあり涙ありの展開の中、登場人物たちが話すのはまさにオーストラリア英語!さらに、広大な自然や、歌・踊り・カラフルな衣装など、楽しみどころ満載の映画ですので、オーストラリア英語に耳を慣らしたいと言う方は、ぜひ一度観てみてください!

日本の学校で教えてもらう英語とは違う部分もかなり多いので、現地に行くと初めは戸惑ってしまうこともありますが、慣れてしまえば、そのあたたかく柔らかい話し方に愛着が湧いてくるはずです。

きっとすぐに、自分でも心地よく使えるようになるでしょう。オーストラリア英語の世界を、楽しんでください!