まずは1日3分。「継続は力なり」が英語を話せるようになるコツ

  • 谷口正巳

継続して英語学習をする様子

英語を話せるようになりたいんだけど、何からやったらいいのかが分からない・・・
あなたはそんな風に考えていませんか?

あなたがどの程度の会話力を望んでいるかによって(日常会話でOKなのか、ビジネスレベルなのか)、やるべきことは変わってきますが、一番大事なことは「毎日続ける」ということです。

「それが一番ムズカシイんだよね」と、あなたはおっしゃるかもしれません。

そして、この点が、日本人のほとんどが英会話ができない原因です。
要は、「続かない」ということですね。

しかし、英語とは「言葉」ですから、毎日使わないと身につきません。
まさに「継続は力なり」なのです。

そこでこの記事では、「継続は力なり」とするためのヒントをお伝えしていきます。
最後まで読み進めて頂ければ、きっとあなたに「英語ペラペラになれるかも・・・」という「希望」が生まれてくるでしょう。

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1.少しずつ続ける

まずは、継続のために最も大切なことから書きます。
ここを外してしまうと、全てがコッパミジンになってしまうので、まずはこのポイントは確実におさえて下さい。

最重要ポイントは「簡単なことから、少しずつ取り組んでゆく」です。

なぜ「簡単なことから、少しずつ」取り組まないといけないのか?

それは、「いきなりガッツリ取り組んでしまうと、ストレスになってしまう」からです。

人間には「恒常性維持機能(こうじょうせいいじきのう)」というのがあります。
要は、「できるだけいつもどおりであろうとする」のです。

新しいこと(例えば英語)に「いきなりガッツリ取り組んでしまう」と、この「恒常性維持機能」が、「なんかいつもと違うことやってるぞ、いいよそんなことしなくて、いつもどおりにしておけよ」と大騒ぎを始めます。

そして、その大騒ぎがストレスになります。
ストレスになると、その行動をとるのが嫌になります。
嫌になると、そのストレスを発生させた行動を脳が止めるように指令を出します。
やがて、人はその行動止めてしまうのです。

ストレスとは要するに、ブレーキなのです。
動きを嫌にさせ、止めさせてしまうのです。
究極的には「生きること」を止めさせてしまうくらい、大きなものなのです。

英語でいえば、やるのが嫌になってしまいます。
結果として、3日坊主になってしまい、せっかく買った英語の教材がブッ○オフへ・・・という悲しいことになってしまうのです。

ですから、継続のための一番のコツは、「恒常性維持機能」が大騒ぎをはじめないように
「少しずつ」取り組むことです。

そして、少しずつ継続していくと、逆に「恒常性維持機能」が味方になってくれます。
例えば「毎日3分」を続けていると、いつのまにかそれが「いつもの状態」になり、逆に3分では物足りなくなってくるのです。
そうなったら、今度は5分にするとか、30分にするとか(それはあなたのモチベーションによります)時間を増やしてゆけばいいのです。

もしあなたが英語を話せるようになりたいと考えながら途中でやめてしまった経験をお持ちなら、その時のことを振り返ってみて下さい。

いきなり1時間とか「がっつり」取り組んでいませんでしたか?

「少しずつ取り組む」ことが「継続は力なり」につながるのです。

2.聞く

「聞き流しで英会話をマスター」なんていう教材があるようですが、赤ちゃんのようにまだ言葉を知らないまっさらな人ならともかく、すでに「日本語」という言語がインプットされてしまっている「大人」では聞き流しではマスターできません。
マスターする、という「意志」をもって、「集中」しなければなりません。

「それがムズカシイんだよ、時間もあんまり取れないし・・・」とあなたはおっしゃるかもしれません。

しかし、別に2時間も3時間も集中しましょう、とはいいません。
まずは「3分」集中してみましょう。

集中して何をするのか、というと、まずは英語を「聞く」ことです。
赤ちゃんは、自分では話せませんよね?
一方的に「聞く」ことしかしていません。
そして、いつのまにか話せるようになっています。

だからまずは、赤ちゃんになったつもりで、ひたすら聞いてください。
今はCD付きの英語教材がたくさんありますから、本屋さんやアマゾンなどで、あなたが「良さそうだ」と思ったものを選んでください。

この時のポイントは、「できるだけ簡単なもの(中学生レベル)」を選ぶことです。

英会話能力という点では、ほとんどの日本人は、ネイティヴの人たちの1~2歳レベルです。
そして、ほとんどの人は、かつて「お勉強」した内容を忘れてしまっています。
ですので、復習も兼ねて、中学生レベルから始めるのがよいのです。

そして、先ほど申し上げたように、最初は「少しずつ」がよいです。
例えば、朝いつもより5分早く起きて、英語のCDを聞くとかちょっと時間が空いたら、とにかく3分間だけ「集中して」聞きましょう。

コツは、とにかく「集中して」聞くことです。
教材の英文を目で追いながらでよいので、「単語1個も聞き漏らすまい」位の気持ちで聞きましょう。
たった3分でよいのです。
好きなアーティストの曲をじっくり聞くような感覚で取り組みましょう。

しばらくすると、「3分なんて短すぎワロタ」みたいに「モノ足りなくなって」きますのであなたの生活スタイルに合わせて取り組む時間を増やしてみて下さい。

因みに、時間を増やす時も、「少しずつ」ですよ。
一気に増やしてしまうと(3分⇒1時間、とか)ストレスになってしまいます。

3.音読

次のステップは「読む」ことです。

しかし、ただ読むだけではあまり効果がありません。

ポイントは、「声に出して読む」ことです。

なぜかと言いますと、言葉を滑らかに話せるようになるには「口になじませる」必要があるからです。

試しに、今、あなたの心の中で(口には出さずに)
次の言葉を言ってみて下さい。

「骨粗鬆症訴訟勝訴(こつそしょうしょうそしょうしょうそ)」

・・・きっとスムーズに「言えた」はずです。

では次に、実際の口に出して言ってみて下さい。

・・・

どうでしたか?

噛まずに言えましたか?

少なくとも、心の中で唱えるだけよりはムズカシかったはずです。

このように、言葉を話す、というのは実際に口に出さないとなかなかスムーズにいかないものなのです。

母国語の日本語ですらそうなのですから、外国語であればなおさらです。

ですから、「2:聞く」で使ったテキストを今度は「読む用」として使い倒してください。

これも、「少しずつ」でよいので、毎日続けることです。

この読む際に意識すること、それは「発音」です。
なるべく英語の発音で読むようにします。

「1聞く」でさんざん聞き倒している事がここで活きます。
もし発音があやふやであれば、「付属のCD」を聞きながら、止めながらでもOKですのでなるべく正しい発音で読みましょう。

例えば・・・

・ウオーターではなくワラー

・ジスイズアペンではなくディッスィザペン

これを積み重ねていくと、相乗効果で、「1聞く」のほうも能力があがって行きます。

これも「少しずつの積み重ね」の効果なのです。

まさに「継続は力なり」です。

4.瞬間英作文

英作文というと、とっつきにくいイメージがあるかもしれません。

しかしここで言う英作文とは、例えば、「ジョーンズとエイミーは、野球を見にスタジアムに行った。彼等はそこに行くのは初めてであった。」
みたいな入試問題のようなものではありません。

もっと単純で、本当の「日常会話レベル」です。

あなたの目的は入学試験に合格するためではなく、英語を話せるようになるためですので、「脳に、英語を発話する回路を作る」のが目的です。

・・・「回路」とか、いきなり大げさなこと言い出したなと思われましたか?

しかし、これは我々が会話をするときに、無意識にやっていることです。

例えば、あなたが日本語で「会話」する時は
(1)自分の言いたいことをイメージする
(2)そのイメージを言葉に置き換える
(3)言葉を発して相手に伝える(話す)

というプロセスを踏んでいます。
要はこれが(非常に単純化していますが)会話のための「回路」なのです。

そして、英語を話す、というのも、基本的にはこの回路をとおって行うのですが、外国語を話す場合、(2)と(3)のあいだに
「日本語を英語に置き換える」
というプロセスが必要になってくるのです。

これがないと、いくら英語を「お勉強」しても、全く話にならない、という悲しいことになってしまいます。

ですので、この回路を脳に作る必要があるのです。

ポイントは、(何度も申し上げているので耳タコだと思いますが)「簡単なことから、少しずつ」ですので、超簡単なもの(「中学1年生」か、それ以下レベル)をとにかくたくさん「作文」して下さい。

1文1文は短いので(it’s fine todayとか)、3分間でもけっこうな数をこなせます。

この段階の目標は、「ほとんど考えずに、反射的に英語が口を突いて出てくる」という状態です。

なぜなら、会話とは「思ったことを瞬間的に言葉に置き換えて発話する」ことだからです。

ここでも大前提は「継続は力なり」です。

少しずつでよいので、毎日続けて下さい。

こればっかりは本当に、訓練しないと出てきません。

しかし ここで、いままで「2:聞く」「3:読む」を続けてきた「底力」が生きてきます。

恐らく「雨水がじっくり山肌にしみ込むように」あなたの脳の中に英語がしみ込んできているはずです。

継続が力になってきているのです。

この段階になれば、英語で話している夢をみることもあるかもしれませんね。

最後に

さて、いろいろつらつら書いてきましたが「継続は力なり」ということのすごさがお分かり頂けましたか?

物事をマスターしている人は例外なく「自分の決めたことを継続している」のです。

要は、続けることが、何かをマスターする最強の手段なのです。

なお、この文章で私は、あえてタイムスケジュール的な(例えば1は○ヶ月は継続して下さい、など)事は書きませんでした。
それは、あなたの今の英語力や英語をマスターしたいという意欲、生活パターン等が分からないからです。
また、取り組む時間は、結局は個人個人で作って行っていただくしかないので、あなたの事情に応じて、少しずつ日常に英語を取り入れて行ってください。

さいごに、おススメの教材をいくつかご紹介して終わりにします。

速読速聴・英単語 Basic2400
著者: 松本茂,Gail K. Oura,Robert L. Gaynor
出版社: Z会

毎日の英文法 頭の中に「英語のパターン」をつくる
著者:ジェームス・M・バーダマン
出版社:朝日新聞出版

参考サイト

英語上達完全マップ

長い文章を最後までお読みいただきありがとうございました。