英検2級勉強法!前段階としての学習レベル到達から具体的な試験の対策まで
英語検定は何かと便利です。持っていれば大学の授業を免除されることもあるし、日常でも使えます。
身近なところで行けばゲームなどで外国人の友達ができるし、現実でも英検に向けて勉強したかそうでないかではだいぶ変わってきます。
勿論TOEICでも大丈夫ですが、高校在学中などは試験が高校で行われるところも少なくないので取得時期には適切かもしれません。
私の場合は高校在学中に英検2級を取得しました。
しかしながら、先生に指導していただいたのは英作文と面接だけですので、1次試験に関しては独学で何とかなる部分も大きいです。
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英検2級取得のレベルの前段階として
・長文について
300~400字の英文を難なく読めるようになることは必須です。私が取得した時期は3年生になってからですが、2年生のころから少しずつ英語を始めました。
その一年間の間で英文の読解力を上げました。まず「Axel vol.1」から入り、「Axel vol.3」まで全部英文を和訳し、理解しながら勉強を進めました。
・単語について
当然ながら英文を読んでいるとわからない単語が出てきます。そんなときは辞書か、或いはネットで調べわからなかった単語をノートに書きならべ、就寝前にもう一度確認するという作業を行いました。
しかし、それだけでは当然不十分なので英単語帳を購入し、毎日少しずつ覚えていきました。因みに、僕が使っていたのは「コーパス4500」です。
・文法について
これもまた2年生時からコツコツとやってきました。「Forest Framework」という教材で一から学びました。
これだけやってセンター試験英語で120点ほどを取れるくらいでようやく英検2級の勉強が始められるレベルといっても過言ではありません。
若しくは英検準2級を取得できるくらいの実力は必要です。いきなり2級は少し挑戦的かもしれません。
英検2級合格のための勉強法
さて、前置きを終えて英検2級の話をします。
肝心の教材ですが、僕が使用したのは「英検2級集中ゼミ」という教材です。
20日間で一周が終わります。時間が無ければ一周だけでも仕方がありませんが、できれば2,3周はしたいところです。
また、これがカバーしているのはそこそこマイナーな問題であるため、基本の文法をこれで勉強しようと思ってはいけません。あくまでも英検が狙ってくる且つ対処しておかなければ失点するというような問題が多いです。
単語も難解なのがかなり出てきます。このワークで初めて見る英単語もかなり多いのでやはり出てきたごとにノートに書き写すのが良いでしょう。
まずは書き込まずに1日目から19日目まで一周やってみるといいかもしれません。かなり多く間違えるので間違えた度に何故間違えたか、次はどうすれば間違えなくなるかを研究し、解法をノートに書きましょう。
そのためには解説を「熟読」することが大事です。決して読み飛ばさないように。
・文法問題
問題を解く前のページに覚えておかなければならない表現や単語がかかれていますので確実に覚えましょう。また、ページの下の部分には単語も書かれていますのでそれも覚えておきましょう。
文法は比較的暗記でどうにかなる部分が多いので問題のパターンなどをこのワーク以外からも探して覚えておきましょう。
・長文問題
得点源にすべきところです。ここは全く暗記しないでいっても読解力があれば余裕です。裏を返せば、読解力が無ければ非常に厳しいので2級を受けるよりまずは長文のワークをやった方が良いです。
プラス、マイナス表現に気を付けながら消去法で読み進めれば正確性も上がります。
また、常に回答の根拠を文章中に残しておくべきです。(根拠の場所にアンダーラインを引く等)こうすることで、なぜ読み間違えたのかを研究し、自分の間違える傾向を探ることができます。
・リスニング
英語を聞き取るのが得意なタイプと読み取るのが得意なタイプがあるといわれていますが、恐らく2級は経験で何とかなる難易度だと思います。
まずは3級や準2級のリスニングをしっかりやってから2級の問題に取り組んだ方がよいでしょう。
そしてこれもまた、聞き違えた、聞こえなかった発音を確認することが大事です。
試験中は余裕があればリスニングの問題を見ておくべきでしょう。どんな問題か推量することで聞き取りやすさも大分異なります。
・英作文
2016年度だったからかあやふやですが英作文が加わりました。
これがどうにも厄介です。文法と単語をとにかく間違えないことが大事です。そのためにすべきことは何か?シンプルな英文を作ることです。
英語がそれなりにできるようになると、もっと難しい表現をしたい等と愚かな考えに陥りがちですが(私がそうでした)、全く初歩の初歩の文法と単語を使えばミスを失くせます。
また、TOPICは英語で書かれているのでここにもまた読解力が必要ですが、それほど難しくはありません。ただ、読み違えると致命傷です。
在学生は必ず先生の教授を乞いましょう。一人で行うのは無謀かもしれません。
2,3周が済んだら20日目の模擬試験をやってみましょう。当然ですが、自分で時間を測ってください。
時間配分を考えながらやることは意外と難しいので慣れておきましょう。
このワーク以外にも過去問や他の模擬試験を解いてみるのもいいでしょう。とにかく吸収できるものは吸収してください。
一度目解けなくても試験でない限り大丈夫です。大事なのは2度目に確実に解けることです。
英検2級の2次試験(面接)の対策
では一次試験を突破したと仮定します。次は2次試験である面接です。
面接対策のワークも山ほど売っています。ワークは何でもいいですが「見てくれる人」が何よりも必要です。
ワークを持参して在学中の方は先生に見てもらいましょう。
それ以外はスマホで自分を撮影しながら面接してみると良いかもしれません。この表現は大丈夫か等を研究してください。
試験ではまずカードに書かれた英文を読ませます。20秒間黙読し、自分の読めない単語がないか確認してください。
実際に読むときは焦らずゆっくり読みましょう。前提として聞こえる声で読んでください。「完璧」である必要はないのでミスしても落ち着いて、そこからさらなるミスを呼ぶことはないようにしましょう。
また、この際ディスコースマーカー(接続詞)に注意して読んでください。Howeverなどがそうです。
音読させた後文章にまつわる質問をしてきます。
ディスコースマーカーの後にその質問に対する答えが来ることが多いので、パラフレーズに気を付けて(文章中でtheyになっているのを元々の主語に直す)答えてください。
その後4コマの説明があります。如何に状況を英語で表現できるかを意識して日常で過ごしてください。また気になることがあれば直ぐに調べてください。
これ以降はカードを使わずに面接官と会話をします。
面接官の質問は一度なら聞き返してもいいので、聞き取れなかったときは「pardon?」等簡単な英語でいいので聞き返しましょう。
2度目以降は減点の対象です。また、聞き取れなかったときはすぐに聞き返してください。変な間が空くと減点されます。
また、考えるときもただ押し黙って思考するのでは無く、アー・・・だのエー・・・だの言って間をもたすといいらしいです。
大事なので2度言いますが「完璧」じゃなくていいので「会話をしよう」という気持ちで挑んでください。
返答が思いつかないときは嘘を言っても構いません。どうせ面接官とはもう会わないのですから気軽に考えましょう。
ただ、嘘は自分の考えではないので支離滅裂になってしまうかもしれません。それでも黙ってるよりはマシです。
あくまでも私の場合なのでこれをすれば絶対受かるというものでもありません。ただどんな勉強方法であれ確実に努力が必要です。
また、試験のための勉強でなく、将来につながる勉強と思えば多少はモチベーションを上げることができます。とにかく頑張ることが大事です。