英会話に自信がなく恥ずかしい!ならこの3ステップで解決
英会話を日常的に実践できない理由はさまざまでしょう。周囲に英会話ができる人がいない。英語を使う機会がない。まだそんなに話せないから、話しかけるのは気がひける。そもそも何を話していいか戸惑う・・・などなど。
英会話教室などでは、「会話」のために何かテーマが提供され、まずはそのテーマについて自分の考えがまとまらなければ何も話せなかったりします。こうなると、だんだんおっくうになって結局会話から遠ざかってしまいます。また、「会話」が成立するには相手が必要!?どこからかため息が聞こえてきそうですね。
しかし発想を変えて少し勇気を出せば、とりあえず一人でも英会話のウォームアップができますよ!
それは人呼んで「ひとりごと大作戦!」恥ずかしさを克服し、度胸をつけていけるステップを紹介しましょう。
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ステップ1:家の中で行動するとき、自分の思考を言葉にして声に出してみよう。
恥ずかしいなら自分に聞こえる程度につぶやくだけでよいのです。ただし、心で思うだけではいけません。必ず声にしましょう。例えばこんな感じです。
“Oh, I woke up. What time is it now? It’s still 5 o’clock? I can go back to sleep a little.”
“Well, I guess I have to get up. What do I want to eat today? Shall I drink coffee? Milk? …”
“I must leave home soon! Or I’m going to be late! Would I be able to catch the train on time?…”
これを習慣化すると、思いを瞬間的に英語にする訓練が確実にできます。最初は作文している自分がいるかもしれませんが、慣れてくるといつも使う文章はすんなり口をついて出るようになります。
ステップ2:スーパーでつぶやきながら買い物をしてみよう。
恥ずかしさのレベルが少し上がりますが、大きなスーパーなら音楽がかかっていたり人ごみの雑音があったりしますから、独りごとを言っても周囲には意外と聞こえていないものです。もちろん誰かが近づいたときは中断すればよいのです。
スーパーを練習場所にする理由は音響だけではありません。さまざまな物を英語で何というか、自分がどれほど知っているのか確認することができますから、実生活に則した語彙力をつけることができます。
英語で知らないものに気づいたらメモを取り、必ずその日のうちに調べていきましょう。
さらに、いい訓練になる理由がもう一つあります。それは価格や重さなど、数字をたくさん目にすることです。千や万の単位の数字になると、英語ですらすらと言えるようになるには少し訓練が必要です。店内で目にする数字を片っぱしから読み上げてみましょう。
あくまでも独り言ですから、ここでも大声を出すわけではありません。こんな感じで買い物してみましょう。
“Here is my shopping list. I want to buy some meat. They sell 3 packs of pork for 980 yen today! I should get them. Next where can I find soap? There are xxx, xxx in the first row. Here it is. What choice do I have? Which is the cheapest? XXX is XXX yen, and YYY is YYY yen. So I guess I take this one. It’s ZZZ yen cheaper….”
ステップ3:日常的な題材で自分の考えを表現してみよう
最初の2つのステップでは自分の考えを意識する必要はありませんでした。見たまま、感じたままを言葉にしていけばよかったのです。
このステップは、自分の考えていることを言葉にする練習になります。これまでのステップと異なり少し意識的な努力を必要としますが、ある程度中身のある英語でのコミュニケーションを目指すのなら、必ず必要なステップです。
ニュースを見ているとき、バラエティ番組を見ているとき、必ず自分の「感想」があるはずです。それを英語で表現してみましょう。しかし!これまでと違って言葉がうまく出てこないと感じる人もいるのではないでしょうか?
事故で誰かが亡くなったニュースを聞いて”It’s bad.”から後が続かない。
ある事件についてレポーターが報じている内容に、何もコメントできない。
「確かに自分の考えはあるはずなのに英語にはできない」という少し不思議に感じる現象が起きたりします。これには、単に「英語での表現方法を知らない」だけではない理由があります。
日本語は「感性の言語」、英語は「理性の言語」とでも言いましょうか。私たちの考え事の多くが意外と主語なしの表現になっていて、なんとなく全体的には意味がわかるのでそのまま思考が流れて行ってしまっているのです。そのため、それを理論的な構成の英語で表現しようとするとつまずいてしまうのです。
“It’s bad.”と思うなら、”Because …”とその理由まで必ず表現してみましょう。主語なしの「あいまい思考」は、始めは日本語で理路整然と整理する習慣をもちましょう。英語での表現はその後でかまいません。
結局のところ、異文化の人々とまともな会話をしようとするとき、まずは自分の考えをしっかり自覚していなければ何も相手に伝えられないのです。このステップでの訓練は、自分が持っている考えを明確に自覚し整理することなのです。
以上、3つのステップを実行したら、思いを即座に英語にする習慣がつき、会話のキャッチボールのスピードにしっかりついていけるようになるでしょう。