学校では教えてもらえない!日常会話力が身につく英語の勉強法

英語 友達 外国人

私の初恋は13歳の時。旅行で訪れたハワイで、2つ年上のアメリカ人に恋をしました。

滞在日数はたったの1週間。滞在先が同じホテルだったため、毎日プールで顔を合わせているうちに、日本びいきだった彼と私は話をするようになりました。

そこでショックだったのが、中学1年生になり、学校の授業で英語が組み込まれるようになって、自分はもっと英語が話せるものだと思っていたのに、全く意思疎通ができない。なので辞書と紙とペンを片手に毎日彼と会っていました。

中学二年生の時には、某国へ2週間のホームステイをしに行きました。

一生懸命勉強を続けていたはずが、家族間で交わされるジョークについていけない。1テンポ遅れて笑えてしまう、そんな自分が惨めでした。ふと放り投げられた会話にも同じテンポで返していけない。自分はまだまだだと感じました。

私が英語を真剣に勉強しようと思ったのは、そんなきっかけからでした。

学校では教わっている、This is a pen.からの勉強では、日常会話力がしっかりと身につくまでには永遠に時間がかかる、ひょっとしたらそのレベルに達することはできないのではないか、と気づいたからです。

それから私の独学での英語の勉強が始まりました。

ちなみに、現在はアメリカに在住し、現地のアメリカ人にも「本当に日本にずっと住んでいたの?」と驚かれる程の英語力が身に付いています。

2週間のホームステイ体験が最長で、留学は一切していません。

かなり独学スタイルではありますが、確実に力がつきますので、ご紹介させて頂きます。

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1.海外ミュージシャンの音楽で、耳を慣らす

 英語の音楽を聴く女性

当時はウォークマンでしたが(苦笑)、私は常にウォークマンで海外ミュージシャンの音楽を聴いていました。

当時はレコードやカセットテープに必ず歌詞カードがついていたのですが、最初は歌詞カードは一切見ず、ただただ音楽を楽しみます。

そして、だんだん曲調がわかってきたら、歌われている歌詞に耳を傾け、それこそ学校では習ったことのない表現が頻発するその歌を口ずさめるようにします。

そして最後に歌詞カードを見て聞き取りの答え合わせをします。

知らない表現は辞書で調べます。

紙に書かなくとも、好きな歌を繰り返し聴いているので、歌詞で歌われている思いが自然と記憶され、それが蓄積していきます。

好きなミュージシャンが新しい曲を出したら、再びその作業の繰り返し。

こうすることで、たくさんの表現を覚え、リスニング力を高め、一緒に口ずさみなるべくミュージシャンの発音に近づけることで、発音も良くなっていきました。

2.好きな映画を繰り返し観る

洋画を見る女性

音楽と並行して、好きな映画も繰り返し観ていました。それこそ次のセリフが勝手に口から出てくるまでです。

アメリカ人には面白い、だけど日本人にはいまいち理解ができないジョークなども、映画を観ていることで抵抗がなくなり、次第に相手がアメリカ人だと自分も同じようなジョークを話していることに気づきました。

また、海外のトークショーなどがテレビでやっていた際には、盗みたい表現などを必死で紙にメモしました。

実際に留学をしている人たちとの温度差は、こうしたシミュレーションプレイで身に付いたような気がします。

3.眠る前の愛読書は英語の辞書

辞書

眠る前に覚えたことは、なぜか記憶に残るものです。

私は常にベッドの横には英語の辞書を置いて、眠る前に使えそうな単語を10個前後と、その例文を頭に叩き込むようにしていました。

その日覚えた単語の下には青線を引いて、一度覚えた単語は二度と調べないと心に決めて覚えました。

今考えると本当に変な中学生ですが、こうした地道な努力は確実に実を結んだのです。

4.アウトプットする

寝転んで音読する女性

こうして覚えた単語や表現を、自分の中でパズルのように組み合わせ、センテンスにしていきます。

中学生は暇な時間がたくさんあります。妄想に耽る時間もたくさんあります。そんな時に私は覚えた英語で考えごとを英語で表現することを、「頭の中で」繰り返していました。

今日本語でしたこの返しを、英語で表現したらどんな表現に当たるだろう、そんなことを考えながら、ひたすら自己練習の繰り返しです。

5.恥ずかしさを恐れず、前へ出る

外国人と話す日本人

日本には、まだまだ譲り合いや遠慮が重んじられる文化が根付いています。私はそれは大変素晴らしいことだと思うのですが、アメリカ社会で気後れせずにやっていくためには、譲り合いや遠慮は不要です。とにかく、間違い、失敗を恐れずに、どんどんと前へ出ていく姿勢が買われます。

日本人はとかく、失敗を恐れて臆病になりがちです。

でも、失敗することを恐れていては、英語力は身につきません。

間違えたなら、間違えた、と付け足せばいい。とにかく前に出て、話してみる。

日本で英語を勉強した人によくあるパターンなのですが、企業で英語が堪能と言われている人でも、「あー、うー、えー」を間に挟むことが多い。

おそらく「あー」と声を出しているうちに、頭の中で日本語から英語への翻訳作業を行っていたりするのでしょうが、私はそのような状態で「英語が話せる」と豪語している人を見ると辟易してしまいます。

会話には瞬発力が必要です。

お笑い芸人の方々があんなに面白いのは、瞬発的に面白いことを次々と口から出せる力があるからです。なので、とにかく後ろから自分をせかし、英語で考え、英語で話すという瞬発力を、恥じらうことなく前に出て、身につけていくことが大事になります。

以上が私が実践していた独学過ぎる独学方法ですが、必ず身に付きますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。