通じる英語を話すときに使う3つの筋肉
英語を話すのがとにかく苦手と言われる我々日本人。
海外旅行に行ったとき、メニューは読めるし何となくお店の人が言っていることも分かる。
でも、いざ話してみると全然通じない…という話もよく耳にします。
どうしてでしょうか?
英語と日本語は発音するとき、全く違う筋肉を使います。
普段、日本語を話すときは、顔のどの筋肉を使っているかなんて意識しませんよね。
例えば、「今日はプレゼンがあって沢山話しすぎて顔が筋肉痛だ~!」なんてこともありません。けれど、英語の発音を何度も練習したら、少し口元の筋肉が疲れてしまうかもしれません。
伝わる英語を話すためには、舌や唇の動きがとても大切です。
今回は、英語を話すときに使う舌、唇の力、息の出し方についてご紹介していきます。
日本語を話すときの倍以上のパワーがいることが実感できると嬉しいです。
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カタカナ英語じゃ通じない?!
海外旅行で自分の英語が全く現地の人に通じなくて、苦い思いをした人は少なくないでしょう。
例えば、ファストフード店でコーラを注文したら、水が出てきた。という有名な失敗談があります。
日本語のコーラは英語ではコークと発音します。
コーラが英語だと思って言ってみたら、英語では水をウォーラと発音するので、水と間違われてしまった例です。
私も初めての海外で、バニラアイスクリームが中々伝わらなくて大変な想いをしたことがあります。
普通に「バニラ」と言っても海外では通じません。バニラのVの発音は、日本人が苦手とする発音の一つですが、これは日本語にはない発音だからです。
私達はどうしてもVをbと発音してしまいがち。Vanilla icecreamがBanillaになっては、欧米人は発音の音も綴りも全然違うものになるので、分からなくなるのも当然です。
他にも、RとLの違いや、ThやWh、Fの発音も代表的な苦手発音です。日本語には存在しませんからね。
まだまだいっぱい苦手な発音はありますが、まずはこの6つをクリアすればネイティブにかなり通じやすい発音ができるようになり、英語の発音が向上したという証になります。
日本人が苦手な舌の使い方
例えば、Rの発音は舌を引いて「あー」と言います。
Thは息だけ出すときと、ザと発音するときと2パターンあります。Thereは音を出しますがBothは息だけの音。ポイントは舌の位置で、前歯の間に舌をはさんでザという音を出すか、出さないかを区別します。
このように英語の発音には舌の位置がものすごく重要で、正しい位置に舌がないと正しい発音はできないと言っても過言ではありません。
Rは舌を巻く音ですが、Lは舌を上歯茎に押し付けて発音します。
Lionの英語発音と日本語で言うライオンでは違う音になりますよね。
英語の発音には息が大事!
舌の位置がとても重要という話をしましたが、息の出し方も大切な要素です。
破裂音という言葉を聞いたことがあると思いますが、ティッシュを一枚鼻の前においてみてください。それから「ぱ。」と発音してみます。ティッシュが動きましたか?多分それほど動いていないと思います。
では、次に唇をしっかり結んで空気を止めた後に、その空気を発射するように「パ!」と発音してみます。今度はどうでしょう?ティッシュがひらりと動いたのではないでしょうか。
このように息を出すことが英語の発音には大切なポイント。
ちなみに、英語以外の言語では、この息があるかないかで言葉を聞き分けている言語もあるようです。言語とは奥深いですね。
ただ、一度体得すれば、その後は簡単に発音できるようになりますよ。
まとめ
一般的に日本人が苦手とされる英語の音をご紹介しました。
英語を話すときは、日本語よりずっとパワーを使うのだと実感できたら嬉しいです。沢山話して慣れてくれば、意識しなくてもキレイな発音ができるようになりますよ。
さて、最後に、通じる英語を話すために口周りの筋肉がいかに重要であるかがわかる動画をご覧になってみてください。