コスパ最強!?英語を「音読」で学ぶメリット・デメリット
スピーキング、リーディング、リスニング、ライティング、文法、単語と、一口に英語と言っても、言語として様々な角度から勉強していく必要があります。
とにかくやることが多すぎて、何から手をつけたらよいか分からない。
手っ取り早く、TOEICの点数を上げたい。
英語の基本を叩き込みたい。
できる限り、お金をかけずに学びたい。
日々、新しい英語の本が出版され、インターネットで英語の新聞記事が読め、Youtubeで海外の楽曲を聴いたり、TEDでアイデア共有を英語で出来たり、見知らぬ人とスカイプで英会話を楽しんだりと数十年前に比べれば、英語の学べる環境はいくらでも整ってきていると言えます。
しかし、英語を学ぶ基本は変わるわけではありません。3日で英語を覚えられるようになったかと言うとそうではありませんし、魔法のような方法論が確立されたわけでもありません。
英語という言語を学ぶためには,日々の継続がどうしても必要になります。
じゃあ、英語の基本的で一番効果のある学び方は何か。
それこそが、「音読」です。
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音読のメリット
音読の効果は様々な本で明かされるようになってきました。
しかし、私たちは学校の英語の授業で英語の問題を解くということはあっても「音読する」ということはほとんどしていません。ですから、私たちにとって音読という学習法は全く縁のないものになってしまっています。しかし、音読のメリットはとにかくいいこと尽くめなのです。
- スピーキングが上達する
- リスニングが聴き取れるようになる
- リーディングの速度が上がる
- 英文法の基本が身体にしみ込む
- 単語を覚えられる
- 教材を多く必要としない
話すこと、聴くこと、文章を読むこと、すべてを同時に行うことができる方法は音読以外にありません。読んだ単語の意味から英語の文章を何度も読むことによって、自分の身体に英語の文章がどんどん蓄積されていきます。
こうすることで、自分の英語レベルが徐々に上がってきます。
また、文章を沢山読む必要はなく、決まった一つの長文を何度も何度も読み込むことで効果がどんどん跳ね上がります。
とにかく自分の身体を英語に慣れさせるという点では一番良い方法になります。
音読のデメリット
音読のデメリットはなかなか紹介されませんが、上げられることとすれば
- 音読するのに根気がいる
- ライティングがおろそかになる
- 単語のスペルを正確に覚えられない
まず何よりも必要なのが根気です。後ほど、効率的な勉強方法を紹介しますがとにかく数をこなす必要があります。その時に必要になるのが、やってやるという自分の気持ちと根気になります。中途半端な勉強だと絶対に続きません。
また、書くことに関するすべてのことがおろそかになってしまいます。よく読み込んだ文章で単語も発音はできるけどスペルが分からない=書けないという状態にしばしば落ち入ります。これは、読むだけではなく書くことで解消されますが基本的に音読とライティングはなかなか両立できません。
海外の人がスペルを忘れて書けないことが多々あります。もちろん、日本人の私たちも「読み方は知っているけど漢字で書けない」単語というのが少なからずあります。
耳だけで覚えてしまう危険性があるということだけ覚えておきましょう。
効率的な音読の方法とは?
実際にどういう形で音読を進めて行けばよいか方法論を説明していきます。
前提として、音声付きの長文を手元に用意して置いてください。
本で迷った時は、以下にあげる本をお勧めします↓
それでは音読の方法を理解しましょう。
1.文章の理解度をほぼ100%にする
準備した長文の中の分からない単語、文法をすべて洗い出して完全に分かるようにします。日本語訳も完璧に理解しておきましょう。この前提が音読する前に必ず必要になります。
2.文章を見ながら音読(20回)
実際に文章を音読してみましょう。20回です。気合いです。
3.CDを聞いて文章を音読(20回)
CDを聞いて1文ずつ区切って停止させて読みます。1文のみ再生→停止→その文章を読む→次の1文を再生。これも20回いきましょう。
4.CD音声+本でシャドーイング(20回)
CD音声を流したまま、聞こえてきた音の後を追いかけるように音読をします。
本を広げて長文をみたままで構いません。
5.音声のみシャドーイング
本も何も見ずに聞こえてきた音声だけでシャドーイングをします。これを完璧に言えるようになることが音読の最終目標となります。
まとめ
英語を学ぶなら音読が一番です。
文字通り、騙されたと思ってでも同じ英文の音読の回数が100回を越えれば自然と自分のなかに英語の基礎が出来上がっています。どんどん音読して英語を自分のものにしていきましょう。