英語を身につける多読のススメ
読者の皆さんこんにちは。英語学習は捗っておられますでしょうか?
語学は日々の積み重ねが大事で、すぐに上達すればいいのですが少しづつできることが増えてくるという具合で何度か挫折しそうになられたこと、きっと誰しもあると思います。
今回は、この厄介な「性質」を乗り越えながら英語を身につける英語学習法として「多読」をご紹介します。
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多読って、一体何を読むの?
初めて多読を耳にした時に誰しも疑問に思う事が「多読って一体何を読めばいいの?」だと思います。
多読は高校までの学校で教わる英語では恐らく一度も触れてこなかったことだと想いますが、実は世の中には多数の多読用の洋書が出回っています。
洋書というとお堅い感じかもしれませんが、絵本もありますので抵抗なく多読を始めることができると思います。絵本なんて読めないという方も小説ベースの多読本があるのでどうか最後までこの投稿を読んで下さればと思います。
そういうわけで多読本は英語学習者向けに作られているのですが、私の知る限り日本語訳の収録されたものは一つもありません。もちろん、例えばイギリス文学でも有名なものは日本語版が出版されていますから、どうしても日本語で内容を知りたいという方は読んで確認してみて下さい。
また、皆さん一人一人の英語レベルが異なるのと同様に絵本や小説といった本の種類による難易度の他に、各本のタイトル毎に目安となるレベルが振り分けられています。
なので、まずはレベルでフィルターをかけて、それからどのタイトルの本を読もうか探すのがいいと思います。
どんな本であってもほとんどの人は読みたい本を手に取ったらどんなものか中身を少し読んで確認すると思います。
この多読においても是非それはして頂きたいのですが、欲を言えばこの時1セクションくらい読んで頂きたいのです。なぜなら、多読は続けなければ意味がないからです。
そのためには読むのが「楽しい」作品である必要がありますよね。
それと同時にその人にとって読みやすい文章であるかどうかの確認にもなりますので絶対にやって欲しいと思います。
後で詳しく述べますが、まず100万語読み切ることが第一の目標になるので、先は長いのだと自覚して本選びは慎重にやって頂ければと思います。
多読を始めてみよう!
ここからは具体的な多読のやり方について簡単に説明していきます。
多読の意義はたくさんの英語を読んで英語漬けになることで、英単語やフレーズをイメージとして捉えて頭の中でいちいち英語→日本語と言語を翻訳する手間を省くことにあります。
例をあげれば、純粋な日本人なら”Thank you!”と言われた時(或いは読んだ時)日本語の「ありがとう!」の時と同様の速度で反応できると思います。多読ではこの状態を目指します。そのために守るべき3つのルールがあります。
1.辞書は引かない
いきなりハードルが高いなあと思われる方が多数だと思います。
しかしこれが結構重要なのです。
前見出しの本文で継続させるには楽しまなければならないといいました。この楽しいというのは作品そのもの以外にも多読という行為字体を楽しまなければならないということを含意します。
想像してみてください。分からない単語や熟語が出るたびに辞書を引っ張って、小説の内容と照らし合わせて妥当そうな意味を調べ当てはめていく作業をその都度繰り返していくことを。大なり小なり面倒だと感じるでしょう。それが雑念となり、多読の集中を妨害します。これでは読み終えた後に「けっこう大変だったなあ。」と感じてしまうことでしょう。
第一目標の100万語に到達する前に投げてしまいます。
しかし、「辞書は引かない」というルールはよくできたもので、ここから、辞書を引かなくても7,8割意味が理解できそうなものを選べばいいという事が導き出せます。その程度の理解力で全然問題ないです。
繰り返していく内に段々読めるようになっていきますから。それでもどうしても完全に内容を知りたいのなら日本語版を探して読むなりすればいいと思います。
2.分からない所は飛ばす
一つ目の時に述べました通り、7,8割の理解力で大丈夫なために、あまり完璧主義にならないで下さいということです。また、分からない単語やフレーズを文脈から推測する能力は精読と速読の使い分けが重要なTOEICなどの英語試験で役立ちます。
3.読み進めるのが辛くなったら途中でも読むのを止める
これも一つ前の見出しの本文内で述べた書店で1セクション分くらい試し読みしてみて下さいに関わってきます。
無理は禁物ですね。
例え今読むのが辛くとも英語力が向上すればいずれ読めるようになるので、買い損にはならないと思いますよ。
以上の注意点に気をつけて、是非多読ライフをスタートさせて下さい。ちなみに多聴多読マガジンという多読学習者を支援する本があるのでオススメです。
多読についてはこちらの記事も参考になりますよ→「もう無理!」と思ったら…多読を続けるための5つの抜け道