英語をスラスラ話すため毎日すべきこと

英会話 上達のイメージ

英語を何年間も勉強しているのに、一向に会話が出来るようにならない人がいます。英文法や英単語はきちんと覚えているしトイックの点数も上がっているにも関わらず、会話ができるようにならない人には何が足りないのでしょう。

1つ目はリスニング力、2つ目は相槌、3つ目は会話力です。この3つの対策を毎日すれば英会話力は必ず上がります。「継続は力なり」Practice makes perfectです。

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1.リスニング力

英語 リスニング

リスニング力を上げる3つのステップは次の通りです。

  1. 好きなドラマを見る
  2. 好きな俳優を見つける
  3. ひたすら真似する]

トイックのリスニングで点数が取れても十分ではありません。ネイティヴの日常会話のペースについていかなければなりません。

試験での英語のようにはっきりと聞きやすく話してくれる人ばかりではないですし、スラングや訛りもあります。

ネイティヴと毎日話すことが1番良いのは当たり前ですが、そのような環境を日本で作るのは難しいでしょう。

ではどうすれば良いのかと言うと、海外ドラマを毎日見ることを勧めます。

ここでポイントなのが、ドラマの選び方です。

マフィア系、海賊系などは癖がありすぎて適していません。

自分がどんな英語を話せるようになりたいかを考えてドラマを選びましょう。

アメリカ英語が良ければアメリカのドラマを、イギリス英語が良ければイギリスのドラマを選びます。

楽しく見ることが出来なければ続かないので内容は好きなもので構いません。

私はアメリカ英語もイギリス英語も聞けるようになりたいので、どちらのドラマも見ています。

最近はシャーロックホームズ、スーツ、ダヴィンチと禁断の謎、ブラックリストを見ました。

特にアメリカドラマは、色々な人種の人が出てきます。アジア訛りの英語やインド訛りの英語など色々なタイプの訛りに慣れることが出来るのも、ドラマを勧める理由の1つです。

そうしていくつかのドラマを見ると、「この人みたいな英語を話したい」という俳優が現れると思います。冷静沈着な印象を与える英語、優しい印象を与える英語、どんな英語でも構いません。その人を見つけたら、ただひたすらに真似します。

台詞ごとに停止して、リズムも声の感じも全て真似てみます。そうしていく内に、ネイティヴの会話のリズムも学べますし、聞き取れるようになってきます。

2.相槌~会話に参加できる魔法の相槌「そうなの?」を使いこなす

1のリスニング力をクリアしたら、次は相槌です。

複数で英語で会話をしている時、自分だけ会話に入れず疎外感を感じたことがある人は多いと思います。

会話の内容がある程度分かっていても、会話に参加出来ないということは起こります。

言いたいことをどのように伝えるか考えているうちにトピックは次へ移っていて、結局一言も話さないままということも。このような時はどうすれば良いのかと言うと、相槌で自分の存在をとにかくアピールします。

相槌さえしないと「この人は話さない人」扱いをされて、会話をふってくれることもなくなります。

きちんと会話に参加する気があるということを示しましょう。同じ言葉ばかりでは芸がないので、バリエーションを増やしておきます。

英会話の本に沢山の相槌の仕方が載っていると思いますが、相槌で私がおすすめするのは「そうなの?」です。

「彼女が~なんだよね」という会話だったとしたら、Is she?だけで「そうなの?」という意味になり会話に参加することができます。

もちろん一般動詞や過去形だったらDose she?Did she? Was she?などになります。この短さなら何も難しいことは考えずに発言できますよね。

3.会話力~予想できる会話トピックは話すことを決めておく

ネイティブと英会話初心者の日本人

1のリスニング力、2の相槌のバリエーションをクリアしたら、いよいよ会話力です。

英語をスラスラ話せないのは「日本語と英語で考えながら話しているから」というのはよく言われることです。

英語で考えて英語で話せば良いと言うのですが、これは簡単ではないと思います。

そこで私がおすすめするのは、「話すことを決めておく」ということです。

英語に自信がなくても、自己紹介だけはスラスラ話せるという人は少なくありません。これは何度も同じことを話しているからですよね。これと同じ状態を、他の予想できる会話トピックでもつくっておくことが大切です。

どんな内容の会話トピックがあるのかは以下を参考にしてください。

[自己紹介]
名前、名前の由来、家族構成(配偶者との出会い、子供の性格)、ペット(何故そのペットを飼ったのか他に飼いたい動物はいるか)、故郷(自慢できる所や好きな所).今の住まい(どのくらい住んでいるか、何故そこに引っ越したのか)など。

[嗜好]
スポーツ、本、作家、映画、音楽、季節、遊び、テレビ番組、色、ファッション、食べ物、動物、楽器、絵、熱中しているものなど。(それぞれ何故好きなのか、どのくらいの頻度で楽しむか、おすすめのもの、私の◯◯ベスト3、次にしたいこと等掘り下げておく)

[旅行]
行った場所、詳しい感想、今までで1番良かった所、旅行で気を付けていること、旅先ではローカルフードを食べるか、現地の人に話しかけるか、1人旅は好きか、次はどこへ行きたいか、目的地の決め方、旅行で何を重要視するか等

[仕事]
何をしているか、何故その職業についたか、どんな所が好きか、何が大変か、小さい頃は何になりたかったか等

[日本の文化]
茶道、書道、華道、香道、武道、歌舞伎、狂言、日舞、祝日、年中行事、アニメ、ゲーム、宗教観、七五三、成人式、誕生日の過ごし方(国によっては、本人がホストとしてパーティーでもてなす)、クリスマスの過ごし方等

[その他]
今までで1番楽しい思い出、何に幸せを感じるか、人生で大切なことは何か、ストレス発散方法、英語を勉強している理由、10年後はどんな自分になりたいか、好みのタイプ、初恋、どんな家庭を築きたいか、ボランティアに参加したことはあるか等

日本語で普段話している内容を英語にして覚えておきましょう。

日本の文化は知っておくと会話の幅が広がります。日本の文化を英語で話すことができれば「日本の祝日はこんなのがあるのだけど、あなたの国はどう?」「日本の新年はこんな風に祝うのだけど、あなたの国は?」「日本のクリスマスは恋人と過ごすことが多いのだけど、あなたの国は?」などいくらでも会話の種が見つかります。

予想していなかった会話トピックが出てきて上手く話せなかった時は、次同じことを聞かれたら何と答えるか考えてメモしておきます。

このように会話トピックを増やしていけば、英語での会話力は間違いなく上がります。

私は毎日1トピック英語で考えてメモし、音読しています。メモしておくと、後から推敲や確認も出来て便利です。

まとめ

今回紹介した「英語をスラスラ話すため毎日すべきこと」はリスニング力、相槌、会話力でした。

リスニング力をあげるためには、ネイティヴの会話のペースに慣れることが大切です。家で今見ているテレビの代わりに海外ドラマを見ましょう。癖の強いマフィアものや海賊ものは避けたほうが良いですが、その他なら内容は好きなもので構いません。好みの英語を話す俳優を見つけて真似するうちに、リスニング力はつくはずです。

相槌は自分の存在をアピールするために重要です。会話に参加する気があるということを示しましょう。相槌のバリエーションは多い方が良いです。その中でも便利なのは「そうなの?」です。是非使ってみてください。

そして最も大切なのが会話力です。会話力をあげるためには、予想できる会話トピックにはあらかじめ答えを用意しておくことです。できるだけ多くのトピックについて考えメモしましょう。

1日1つ考えるだけでも会話力はぐっと上がります。こうした毎日の積み重ねで、あなたも英語をスラスラ話せるようになるはずです。