目からウロコの発音解説!【ニュースで英会話プラス】

発音

【ニュースで英会話】はNHK Eテレで放送しているニュースを題材とした英会話番組です。

テキストが販売されないかわりにeラーニング方式を採用しており、特設サイトでは、番組で流れたニュースや日本語訳をおさらいしたり、ボキャブラリチェックしたり、見て聞くことのできるフォローアップ体制も魅力です。

そんな【ニュースで英会話】に付随する5分間のミニ番組、【ニュースで英会話プラス】も本家に負けない充実番組となっています!

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【ニュースで英会話プラス】とは

【ニュースで英会話プラス】は、【ニュースで英会話】でフォローすることがむずかしい、「発音」を勉強する番組です。

【ニュースで英会話】でも進行役を務めている吉竹史さんが「キキワケくん」なるSoftBank社ロボットPepperに対して、意図したとおりに認識される発音を目指し、松坂ヒロシ先生(早稲田大学教授・英語音声学専門)のアドバイスを受けます。(番組風景はこんなカンジ…吉竹さんのブログから)

この発音指導が素晴らしく分かりやすいのです!

発音が大事とは分かっていますが、なかなか発音記号を1つずつ練習したりしませんよね。しかも最近は『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』のようにフレーズ単位でペラペラっと発音練習する方法が人気です。

気にしつつも手が回らない発音ですから、5分番組という気軽でスキマ時間活用的レッスンの提供はありがたいですね。

その内容は

【ニュースで英会話】で取り上げたトピックに関係のある1文を教材に、「ここは重要!」と思われる発音ポイントを分かりやすく解説してくれます。

何の気なしに見ていて「おおっ」と感動したのは、「s」と「ʃ」の発音時の舌の位置についての説明でした。

舌の位置は日本語の「しんかんせん」の「し」より手前が「s」、「し」より奥が「ʃ」

日本語の「し」、それも「しんかんせん」の「し」という慣れ親しんだ音を間にはさむと、劇的に分かりやすくなりますよね!まったくもって目からウロコでした。

正直「s」も「ʃ」も耳から聞いてマネしているだけなので、ちゃんと正しい発音かという問題は放置しがちな私です。「しんかんせん」の回は番組と一緒に「ʃ」→「し」→「s」と発音してみて「自分の発音、合ってる!」とあらためて確認できたことも勉強になりました。

そして最近では「on the 」の発音のコツを紹介していました。「n」の発音時の舌の位置は、前歯に接しない位置の上歯茎に押しつけた状態です。「 ð」は前歯の間に挟んで引きますよね。(挟まない場合もありますが…) この位置を律儀に守ろうとすると口の中がかなり気忙しいのですが、いかがでしょう。

しかも、弱めに発音する部分なのであまり力が入っても全体としておかしなことに。そこで松坂先生のアドバイスです。

「n」を発音する時点で、舌は「 ð」のポジションに置いておく

なるほど!すごく楽!いえ、慣れている方には当たり前だったりしますよ。または発音記号と口の形にこだわらない派の方は自然とそうしていたりします。ですが「n」の舌ポジションを知っているが故の不自由がこれで解消されるのです。「あ、それで良かったのね!」と安心して発音できるってスバラシイ!

その他にも、1文を発音する場合の強弱や、たたき音の存在など、様々なポイントを毎回1つか2つずつピックアップしてくれます。

番組視聴後はお題の1文をしばらく念仏のように唱えるのがオススメ。

インプット事項が少ないので、アウトプットに集中でき、自分のものになる感触をつかめると思います。記憶にも残りますしね!

英語の発音でお悩みの方、ぜひぜひ【ニュースで英会話プラス】を(【ニュースで英会話】と合わせて)チェックしてみてくださいね!

  • 【ニュースで英会話プラス】Eテレ
  • 本放送:木曜日22:20~22:25
  • 再放送:土曜日06:20~06:25・翌月曜10:50~10:55