どうする?!数の英語【日本語→英語】編

数字

英語リスニングの中でも、特に苦手意識を持ちやすい「数の英語」。

4桁以上の数の桁区切りが日本語は4桁ごと、英語は3桁ごとであることが、影響しているようです。

前回の「どうする?!数の英語 【英語→日本語】編」では、数の英語を聞き取るコツと、トレーニングに役立つアプリやソフトをご紹介しました。

今回はその逆、数の日本語を英語に変換するコツを取り上げます。

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これだけはおさえたい基本のキ

実際の変換作業を行う前に、ぜひマスターして欲しい基本事項を確認します。

【基本のキ★1】

3桁までの日本語数字は即座に英語で言えるようにしよう

123(ひゃくにじゅうさん)→ One hundred twenty three

1(one)から999(nine hundred ninety nine)までは、聞いたらすぐに「数の日本語→数の英語」の変換ができるように練習します。

【基本のキ★2】英語の桁の名前(数詞)を覚えよう

英語の数詞は3桁ごとに変わります。単純に桁の名前として覚えると同時に、どのくらいの大きさなのかピンとくるようにしておくと後々便利です。

digit01

  • 右から1つめのカンマ=thousand[θάʊznd]と読む
  • 右から2つめのカンマ=million[míljən]と読む
  • 右から3つめのカンマ=billion[bíljən]と読む
  • 右から4つめのカンマ=trillion[tríljən]と読む

数の日本語から数の英語へ

数の変換は【英語→日本語】よりも【日本語→英語】の方が簡単です。

なぜかと言えば、多少もたついても聞き返されても、自分のペースで発話できるからです。

また、アラビア数字を見て英語で読むだけならば、4桁区切りの日本語で読むよりも、むしろ機械的で楽な作業かもしれません。

1.アラビア数字を読み上げたい!

会議資料を読みあげたり、レジで金額を英語で伝えたりする場面を想定してください。

数字は3桁ごとに読み(【基本のキ★1】)、カンマは数詞に読みかえます(【基本のキ★2】)

【例1】3,659,515

  • 3→three
  • ,→million
  • 659→six hundred fifty nine
  • ,→thousand
  • 515→five hundred fifteen

2.アラビア数字が目の前になくても数字を言いたい!

同僚や友達と英語でおしゃべりしている時を想定してください。キーとなる桁を暗記しておき、それを頼りにすると、割とスムーズに発話できます。

話に出てくる数字は、それほど正確な値でないことが多く、日本語にあって英語にない数詞を中心に暗記しておけば「ざっくりした会話」に「ざっくりした数値」で対応可能です。

  • 【例1】「社員数はグループ全体で9000人くらいかなあ」
  • 【例2】「バイト代が1万円少ない…」
  • 【例3】「フォロワーが300万人を超えたって!」
  • 【例4】「日本の予算は96兆だよ」

one、 ten、 hundred、 thousandまでは日本語の一、十、百、千と1対1で対応するので問題ないでしょう。【例1】9,000人はnine thousandですね。それとは別に、暗記しておくと便利な数字は次の2つです。

  • 1万=ten thousand
  • 1億=one hundred million

というワケで【例2】1万円はten thousand yenとなります。

【例3】300万人は、ミリオンセラーという言葉が日本語化しているおかげで、それほど悩まずにthree millionが出てきませんか?

それとは反対に「1億円宝くじ」や「日本の人口1億3千万人」など、結構見かける数字なのに英語ではパッと浮かびにくい「1億」は、前述の暗記事項 one hundred millionです。

100万も1億も同じmillion…、と日本人としては若干モヤモヤしますが、だからこその暗記です。

「宝くじ→100 million」、「人口→100 million」などと、イメージ記憶しても良いかもしれません。

1兆は【基本のキ★2】からone trillionであると分かるので、96兆からninety six trillionへの変換は簡単です。が、そうそう会話で出てこないのが残念なところですね。

まとめ

いかがでしたか?

数の日本語から英語への変換は、3桁区切りのアラビア数字が味方になってくれるので、スッキリしていますね。

テレビやラジオから日本語の数字が流れてきたら、英語で言ってみる(頭の中で思い浮かべてみる)ことを習慣にすると、よいトレーニングになりますよ。

もちろん【数の英語→日本語】変換にも役立ちますから、比較的カンタンな「数の日本語→英語」変換からアプローチするのもアリかもしれません。

数の英語を使いこなし、明確なイメージを持って、会話できるようになりたいものですね。