海外旅行で役立つ日常会話を話せるようになる方法まとめ
皆さんこんにちは。今や海外旅行や海外出張など、一時的に英語圏の国に渡る経験をしたことがある人、する予定の人が多数いると思います。
しかし、現実問題、自分から英語が話せるか否かで行動の幅が制限されてしまうことが多々有ります。英語に自由であればあるほど、現地でできる行動の幅が広がるのはいうまでもないことですが、英語の成績が学生時代に良かったという人でも英会話となると、自己紹介すらまともにできないなんてことがざらです。
つまり、私たちノンネイティブが英語をある程度話せるようになるためにはそのための訓練をしなければならないのです。
それが英作文回路を構築するということなのですが、そこで今回は現地で最低限必須となる日常会話レベルの英文を脳内で反射的に作り出す訓練方法についてお教えします。
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瞬間英作文を身につけよう
英語を話せるようになるには、頭の中に英語の回路を作る必要があります。そのためには音読を通して英語を口に落ち着かせるのと同時に英語の内在化トレーニング(瞬間英作文)のトレーニングも不可欠です。
音読は英語に対する耐性をつけるだけでなく英語のストックを広げやすくしてくれます。そこに瞬間英作文が加わると英文を即座に頭の中で組み立てられる回路ができ、音読により培った幅広いヴォキャブラリーから自在に英文を組み立て、その際頭の中で音読することで英文チェックもできます
瞬間英作文を始める前に
瞬間英作文を始めるにあたり以下の3点を守って下さい。
1.簡単な文を多数作る
複雑な文、具体的には高校以上で扱われるような長くて一つの文に様々な文法事項が含まれているようなものです。
まあ、いきなり最初から難しい文章から取り組もうとする人はそういないでしょうが、関係詞や分詞構文不定詞から始めたがる人は多いでしょう。万能ですからね。しかし、これらはテクニックみたいなもので、中学レベルの基本文法事項が口からばね仕掛けのように出てくる方がよほど役に立ちます。
また、私の経験談ですが、長い文章はネイティブにも嫌がられやすいです。聞き返されると自分でも何言ってるかよく分からなくなりますしね。
まとめると中学レベルの基本英文を素早く、一つでも多く口から発していけるようにトレーニングを積みましょう。
2.スピード、滑らかさを重視する
前節で述べたように、瞬間英作文の趣旨は言いたいことが瞬時にバネ仕掛けのように口から出てくる回路の獲得です。
そのためには何度も反復しましょう。また、その目安として日本語の文章を見て5秒以内に英訳し始められるレベルを目指しましょう。
3.暗記しようとしない
短期記憶から長期記憶に昇華させることが最終目標です。これから述べる瞬間英作文の具体的な方法にはサイクル法という最良のストラテジーを組み込んでいるので期待していて下さい。
瞬間英作文の実践方法
瞬間英作文でやることまとめ
第一ステージ
中学英語の範囲内で平易な文が文系別に確実なスムーズに作れるようにします。単語・表現に難しいものが一切ない超初級な文例集を使用します。
参考書籍
- 英語の文型ワーク (中学1年)
- どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)
- 中学英語で言いたいことが24時間話せる!〈Part1〉―秘訣初公開
- 英語口 英文法ができると英会話ができる 初級編〈1〉
第二ステージ
中学英語の文型の瞬間的な引き出し、結合が自由にできるようにします。反射的に英文を作る回路の設置完了です。
例文が、文法・文型別に並んでいないパターン・シャッフルされたもの、あるいは文型が結合された例文集を使用です。
参考書籍
第三ステージ
様々な文型・構文・表現を駆使できるようにします。第二ステージ終了までに獲得した回路を利用し、中学英語の枠を超えた様々な文例集・構文集を用い、あらゆる構文、文型、表現を習得していきます。
参考書籍
- 必ずものになる話すための英文法 Step 1 [入門編 I]
- 3週間で英語が話せる魔法の英文法〈Part1〉
- 松本亨英作全集 第1巻―総括編I
- 会話作文 英語表現辞典 第3版
- ポイントスタディ基礎英語構文100
瞬間英作文の実践
基盤の完成までの道のり
まず第一サイクルを完成させます。
初めに第一ステージで選んだ学習参考書に対して日本語文を理解してから英作文を開始します。
10本の例文につき一セットとして第一サイクルを始めてください。
ここで気をつけるべきは無駄に時間を費やさないことです。言語的な反射神経を鍛えるトレーニングなので一度に覚えようとせず1文につき長くても10~20秒で切り上げて答えを見て下さい。
次に英文を見て答え合わせをして理解、納得して下さい。
些細なミスであったとしても初級の超基本なテキストを使っているので見て見ぬふりをしないでくださいね。
ここで基礎とは簡単なことではなくて超必修重要事項であることをしっかり学んでください。
次に、英文を見ながら、何度か音読して口に落ち着けた後、教材から目を離し、暗唱します。
ターゲット・センテンスが単なる音にならないよう、文構造、意味を理解し、発話実感を込めて、スムーズに口にできるようになるまで繰り返します。
第一サイクルの最後に英作文の流しを行います。
日本文を見ながら今までのステップで口に落ち着かせた英文が口からスラスラ出てくる状態にして下さい。尚、途中で行き詰まる例文がありましたら直前のステップを繰り返してください。
このようにして一通り10文全て終えたら、また1文目から英作文の流しを行なって下さい。全ての例文が発話感覚を伴ってスラスラと言えるようになったら一セット目の第一サイクル完了です。次の10本の例文も同じように第一サイクル終わらせてください。
なお、第一サイクルが終わったセットは第二サイクルに移行するのですが、第二サイクルとは英作文の流しをやることそれだけです。なので、第一サイクルと第一サイクルの合間に第二サイクルを挟むようにして、短期記憶を長期記憶に昇華させる作業を継続的に行なって下さい。
まとめ
いかがでしょうか?
最初はきついかもしれませんが、サイクルをこなすたびに英語が身についているという実感が直に伝わってくるのでクセになると一気に上達できます。是非お試しアレ!