駅で外国人に英語で質問された時の案内方法
近頃は日本各地の観光地を訪れる外国人観光客が増えてきていますね。京都も例外ではありません。
そんなある日、とあるセミナーの帰りに京都市営地下鉄の五条駅で電車を待っていたら、観光客らしいアジア系の外国人女性に英語で質問されました。
確か次のように聞かれたのだったと思います。
“How can I go to the Kyoto Station?”
(京都駅へはどう行けばいいですか?)
比較的英語が得意であっても、普段から外国人と頻繁に会話しているわけではない私は咄嗟に頭の中で色々と考えました。
「えーと、今私が電車を待っているのと逆の線が京都行きで、京都駅はこの駅から一駅だったな。」
ということで、まず京都行きの路線の線路を指で指し示して
“This line.”
(こちらの線です。)
と言いました。更に「一駅隣が京都であること」を伝えようとして
“One next…”
(一つ隣の・・・)
と言いかけました。すると相手の女性は首を振って(正確な言い回しは忘れましたが)
「One nextじゃだめなんですけど」
みたいなことを言いました。私はようやく「一駅行ったら京都」の正確な言い回しを思い浮かべ、向かい側の線路、駅名看板、更に京都駅の方向を順に指差しながら
“This line. The next station is Kyoto.”
(こちらの路線です。次の駅が京都です。)
と言いました。すると通じたようで、女性はニッコリ笑って
“The next station. Thank you.”
(次の駅ですね。ありがとう。)
と言って去って行きました。
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さて、こんな時の模範解答は?
幸い、その時の私のグダグダな言い方でも何とか通じたから良かったのですが、本来ならこんな時、どう答えれば良かったのでしょうか?
“How can I go to the Kyoto Station?”
こう聞かれたら、
“We are at the Gojo Station. The Kyoto Station is next to Gojo by this line.”
(私達が今いるのは五条駅です。京都駅はこちらの路線で五条の次の駅です。)
のように答えると、一挙にスムーズに伝わったと思います。
まあ、実際にこういう場面に遭遇したら「ちゃんとした文章で話すことにこだわって結局何も言えない」よりは「ブロークンでもとにかく答える」方がベターだとは思いますが。
応用編
今回は、道を尋ねてきた女性が乗るべき路線がこちらから見える場所にあったので、それを指し示しながら
“This line.”
と言えば良かったんですが、目的の路線が少し遠くにあるケースも考えられますね。そんな時は例えば
“Go to platform 4.”
(4番線ホームに行ってください)
のように答えましょう。
複雑すぎて答えづらい時は
これまでに挙げた例より更に複雑な説明が必要になるケースもあると思います。英会話上級者なら難なく答えることが可能でしょうが、この記事を読んでいる方の多くは初心者~中級者だと思いますので、そんな時は
“Please ask the station staff. The staff is over there.”
(駅員さんに聞いてください。駅員さんはあちらにいます。)
のように、駅員さんに丸投げしてしまいましょう。何とか答えてくれると思います。(駅員さんは外国人に質問された場合に備えての研修を受けているはずですし)。
終わりに
いかがでしたか。
冒頭でご紹介した体験談のように「日常的に外国人と英語で話す」環境にいない場合は「咄嗟にスムーズに言葉が出てこない」場合が多いと思います。
駅で外国人に質問されたら是非この記事を参考に、ブロークンでもいいので答えられる範囲で案内してあげてください。きっと喜んでもらえると思います。
困った時は駅員さんの助けも借りましょう!