留学予定者必見!語学学校・大学における国籍比率

学生

英語力を伸ばすために、あるいは就職活動でアピールするために、多くの人が英語圏へ留学していますね。

私自身、アメリカ(ロサンゼルス)、カナダ(トロント)への語学留学を経て、今はイギリス(ロンドン)の大学院に在籍しています。いずれも日本人を含め世界中で大変人気のある都市ですが、在籍する学校・コースによって国籍比率は全く違います。

さまざまなバックグラウンドを持った人たちと勉強できるのが留学の魅力の一つです。せっかくならバラエティ豊かな環境、もしくは現地の人たちの中で学びたいですよね。

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ビザの種類でコミュニティが決まる!?

実感として、ビザの種類によって所属するコミュニティは全く異なります。

例えば現在私は学生ビザを取得してロンドンに住んでいますが、日本人駐在員に会うことも、YMSというワーキングホリデー用のビザを持っている人とも、語学学校にいる人とも会うことはありません。会うのは同じ大学の人、他大学の研究者ばかりです。街で観光客にすれ違う以外、周りに日本人はいません。

また、EUに加盟している国の生徒はビザなしで滞在できるため、ヨーロッパ系の学生が非常に多いです。電車やLCCを利用して気軽に母国と行き来できるのも魅力なのでしょう。

私がカナダに行ったときは、ワーキングホリデービザを取得して行きました。語学学校に行ったりインターンシップをしたりして過ごしていたのですが、やはり周囲はワーキングホリデービザを持っている人が多かったです。

コースによってこんなにも違う国籍比率

語学学校でも大学院でも、コースによっては日本人が全くいなかったり、アジア人だらけだったりします。では、コース選びの際にはどこに注目すればよいのでしょうか。

1.語学学校

語学学校の場合、以下の点をチェックしておくとよいでしょう。

・日本人カウンセラー、日本語版ウェブサイトの有無

留学エージェントでは「日本人カウンセラーがいて安心」と言われるかもしれませんが、それだけ日本人学生が多いということです。日本語版ウェブサイトも同様です。

カウンセラーの国籍・ウェブサイトの言語は国籍比率を探る大きな手掛かりになるので、ぜひチェックしてみてください。

・コース内容(ビジネス系、通訳翻訳系、レベル)

よく言われることですが、コースのレベルが上がるにつれヨーロッパ系学生の比率が高くなります。ビジネス系はアジア人が多く、通訳翻訳系はもちろん日本人向けのコースです。

通訳翻訳系は非常に勉強量が多く、英語力は間違いなく伸びます。ただ、そういったコースを置いている学校は日本人学生の呼び込みに力を入れているので、他のコースの日本人比率も高くなります。

・facebookページの写真・いいね!を押したメンバー

写真は国籍比率のバランスをみて選んでいるかもしれませんが、「いいね!」を押しているメンバーを見ると、どんな人が在籍しているのかがよくわかります。

2.大学・大学院留学

大学・大学院レベルになると、日本人の数はかなり少なくなります。ただ、交換留学で同じ大学から集団で行くとなると話は別です。また、国籍比率よりも学びたい内容で選ぶことになるので、あまり気にしない人もいるかもしれません。

特徴としては、同じ大学でもコースによってかなり国籍比率に差がでるということです。特に金融・経済系のコースは、イギリスもオーストラリアも9割が中国人で占められていると聞きます。

私のルームメイトが数学を専攻する中国人なのですが、金融系の仕事は非常に人気があり、特にロンドンではインターンシップも多いため、学生が殺到するとのことです。オーストラリアでは資格の取得が永住権の取得に繋がるため、高いモチベーションを持って勉強する学生が多いようです。ただ、教室では中国語が飛び交っているとのこと。

反対にアジア人が少なくなるのは、「収入・仕事に直結しにくい」コースといえます。私は演劇系のコースにいますが、ヨーロッパ人ばかりです。周囲の英語力が高いので、環境には恵まれていると思います。

最後に

留学先の決めては国籍比率だけではありませんが、海外に行って日本人ばかりだった…ということになるとちょっと残念ですよね。ホームステイをするという手もありますが、ステイ先は英語ネイティブでないことも多いです。

私はヒスパニック系とアジア系の家庭に滞在した経験があります。ヒスパニック系の家庭では、ホームパーティーでスペイン語が飛び交っていました。移民には移民のコミュニティがあり、他のコミュニティと交流することはほぼないことを実感しました。

これから留学をする人は、ぜひ参考にしてみてください。