忙しい人のためのTOEIC600点取得指針

toeic600点

読者の皆さんこんにちは!今回は社会人を初めとする忙しい人達向けのTOEIC対策法についてお話ししたいと思います。

TOEICは他の検定試験と異なり、毎回同じ形式の問題を受けられるという事が特徴です。それには自分の成長を確かめやすいという利点の他に、対策本が少なくて済むという案外見落としがちな利点もあります。なぜなら、問題形式が同じなら、高得点を出すためには解答の質を上げれば良く、それは対策の精度をあげるということ(対策本を極めるということ)だからです。

なので忙しくてなかなか机に向かって勉強する時間が無い人向けに、具体的にどのように学習を進めて行けばなるべく最短距離でTOEIC600点を取得できるかまとめてみます。

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TOEIC600点取得までにやる事まとめ

まず前提条件をまとめます。

  1. 最終学歴高卒以上
  2. 隙間時間などを使って最低でも1日3時間は英語に向き合うこと
  3. 毎日継続できること
  4. スケジュール管理ができること

これらの条件(2~4)から私が言いたい事はこれを機に英語学習の習慣を付けて下さいという事です。

私が600点台に初めて達した時感じたのは、英語ができるようになった気がしないという事です。英検3級を取得した時と同様、とりあえず資格にはなるんだなぁと改めて思うくらいでした。

しかし、英語学習がルーチンワークになり始めている頃ですので、学習を継続することでさらなる飛躍が期待できます。なので、まずは読者の皆さんには手始めにこのスコアを目指して頂きたいのです。

TOEIC600点までの道標

1.学習環境を整える

勉強道具を揃えます。とりあえず以下に示す3冊だけ揃えて下さい。基本的に以下の3冊を学習のベースとします。

まずは、文法書。例えば、「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」という中学から高校の内容まで大まかに網羅されている初級レベルのものを選びましょう。

通常のTOEICではライティングは出ないので、穴埋め形式のやつがいいです。赤シートでアウトプットするタイプですとより良いです。

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (東進ブックス 名人の授業)

大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (東進ブックス 名人の授業)

次は単語帳。「DUO3.0」という音声教材付きのものがオススメです。なぜなら自分で発音のできない単語は基本的に聞き取れないからです。

DUO 3.0

DUO 3.0

最後にTOEICの対策本。これは「新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ」というTOEICテスト全パートを網羅した問題集で、かつ各パートの解き方を丁寧に解説したものが良いです。

勿論TOEIC600点を目標に掲げる初心者向けのものを選びます。おまけでTOEICの模試が一本か二本付いてるのも外せない条件です。なぜなら解説が公式問題集より詳しい場合がほとんどだからです。

新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ

新TOEICテスト 直前の技術—スコアが上がりやすい順に学ぶ

以上の3点が揃えば良いのですが、欲を言えばウォークマンなどのミュージックプレーヤーも合わせて購入したいです。

何故なら、再生速度を調節できるので、リスニング学習の時に聞き取りにくい箇所はゆっくり再生してしっかりと発音をものにして、さらに単語帳に付属してる音声を倍速で再生することで簡単にTOEICのリスニングパートそのものの対策に早変わりするからです。

スマホでもこんなアプリがあるので是非利用してみて下さい。

2.学習スケジュール

基本的に4か月(2回目の試験の結果)で600点台に達する目標です。

試験1回目受験まで

基本的に、朝の出勤や登校前の時間と会社や学校の行き帰りの時間と帰宅後の時間を使ったスケジュールを立てます。

できれば朝の時間に暗記などのインプットを集中的にやり、午後にはアウトプットを主にやります。

何故なら朝の方が1日の中で比較的頭がスッキリしていて、やる気スイッチが入りやすいからです。

どうしても朝が弱いという人が一仕事終えた後にやる場合は少し仮眠をとった後にやるのをオススメします。

さて、まずは文法書と単語帳の2冊を進めていきます。

朝の時間に1時間とって単語帳を進めます。この時に基本5セクションずつ進めていくように心がけます。

DUO3.0ですとheadwordの確認15分と例文のリスニングとスピーキング15分といった具合です。9日で1周目が終わるペースです。

そして帰宅後30分は、朝やった単語帳の復習の時間に当てます。この時間では朝の時に不安を感じたheadwordや例文の復習をします。

次に、会社や学校の行き帰りの時間を1時間30分と見積もって、その間ひたすら文法書をやりましょう。前述した赤シート方式のものなら電車やバスの中でもサクサクできると思います。

大岩の一番初めの英文法ですとこの時間で5講分進めたいところです。およそ5日で1周目が終わるペースです。

文法書は1月で終わらせます。

その後、空いた時間にTOEIC対策書の時間を当てます。およそ7日で一周を終わらせます。なので1月で4周を終わらせる計算です。

このコンディションで試験当日を迎えます。

試験2回目受験まで

1回目の試験結果が届くのが1月後になりますが、それまでは試験前同様の勉強を進めていきます。また、この時に必要であれば前述の文法書で苦手な分野を補強したいところです。

試験結果が届いたらability measuredを参照して平均を下回っているpartはpart別の対策書を使って学習しましょう。

個人的にはヒロ前田さんのTOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 2 & 1 (CD・DL特典付) (TOEICテスト 究極シリーズ) などの究極シリーズや1駅1題 新TOEIC TEST文法特急などの特急シリーズがオススメです。

これらパート別問題集の良いところは、豊富な問題量とそれら一問一問に当てられた豊富な解説です。「どうして答えがこうなるの?」という疑問が総合問題集や公式問題集を使っていると数問出てきてしまうことがありますが、そういうのが上述した2冊なら無いのでやり終えた後は大きな自身が生まれます。

また、あまりにも平均を下回っているpartは逆に得意なpartで高得点を取ってカバーするようにします。なのでそういうpartは無視して、得意partの勉強時間に割きましょう。

これでTOEIC2回目の受験を迎えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この調子で学習を進めるのも良いですが、もちろん無理せず自分のやりやすい方法にカスタマイズしても大丈夫です。