約3か月でTOEIC730点→840点できた私の英語学習法
TOEICを短期間で、ある程度点数を獲得する必要のある!!という方、多いのではないでしょうか?
私は今回9年ぶりにTOEICを受けましたが、自分なりに点数UPできた理由を考えてみました。
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3か月で100点以上UPできた要因
1.「これで最後!」と決めていた
そもそも受験しようと思ったのが、妊娠5か月目、10月終わりです。
受験日は1月、かなり大きなお腹になってました。
「今回を逃したらあとはない!」と腹をくくっておりました。
飽きやすい自分の性格から見ても、この3か月くらいの勉強期間が良かったようです。
また、受験地が遠く、一番近い地域も年に一度しか行われないため、本当にこの日しかないんだ、といつもプレッシャーをかけていました。
結果的に、この意識があったから、何をすれば効率的に点数がUPできるかを自分なりに模索し実行できたのだと思います。
自分をほどほどに追い詰めることも時には必要なのかもしれません。
ただ、ストレスにはならないように。私は「自分に心地よい負荷をかけているんだ。」と言い聞かせており、時には場所を変え、リラックスしながら問題集を眺めるだけ、などの息抜きもしていました。
2.情報収集
9年前までは何度かTOEICを受験していましたが、思うように点数が伸びませんでした。その原因を考えたところ最たる理由がこれでした。
田舎に住んでいるため周りに受験しようとする人もおらず、いつも独学でした。
自分に合わない問題集を何回か行うだけで、高得点を狙う人が実際にどういう勉強方法をしているのか、何を使っているのか全く知りませんでした。
独学で、自分に合わない勉強法をしているのだから当然、モチベーションは下がり、最後は嫌々本を開いているだけです。
幸い、今はネットの時代なので欲しい情報はすぐに手に入ります。
今回は問題集選びから、レビューや評価を参考にし、勉強方法もいろいろ参考にさせていただきました。
問題集のことはのちほど詳しくお話ししようと思います。色々な人の意見を見ていると不思議とモチベーションも上がってきました。
3.3つの計画
実際に勉強を始めるにあたって、まず自分の力を知る必要があります。
参考書などにある模擬テストをやってみて、自分の弱点を知り、どこに重点を置けばよいか見つけましょう。
そして3通りの計画を立てます。
私の場合ですと受験まで3か月。この3か月で何をしなければいけないかピックアップします。
そして、それをするために最初の1か月で何をするか、その1か月の目標のために最初の1週間で何をするかを考えます。つまり、受験日までの大きな目標、そのための月ごとの目標、そのための週ごとの目標、となります。
1週間ごとに計画の進捗状況を把握し、遅れが出れば次の週で盛り返す、もしくは計画の見直しが必要かもしれません。
計画は、あまり無理せず、細かくせず「今週は、この問題集1/3くらい」などおおざっぱの方が、後に修正する時に楽だと思います。
4.午前中に8割
ある時間の管理術の本でこの指摘がありました。「そこまでしなくても…」と、思っていましたが、実際取り組んでみると、「なるほど!」と感心。
するべきことは午前中で8割済ます。
すると、余裕をもって残りの2割だけ昼から取りかかれるし、早く終われば別のことが出来ます。
「午前中に全てを終わらす」だと、他のことが後回しになりそうだし、適度に残すことで昼からも意欲的に取り組めるのだと思います。
私の場合も今日やるべきことを前の晩にピックアップしておき、だいたい8割をお昼までに終わらそうとすると、何時に起きてどう動けばよいか、寝る前にイメージしていました。
ちなみに、今は家事でもこの「午前中に8割」を実践しており、スムーズに進んでます。
5.自分に合うものをさがす
3.情報収集の追加項目となりますが、巷にこれだけTOEIC学習法があると色々試してみたくなります。
自分の性格を考え、「これなら、できそう」と思えるものを使うべきだと思います。何度使っても、頭に入らない、やる気が起きない、そんな時は自分のレベルに合わない、もしくは相性が合わないのかもしれません。
私にも、どうしてもダメなものがありました。
単語や熟語ばかりが載っている単語帳ともいうべき類のものです。いくら例文を使って覚えても、モチベーションが続かず、結局最後まで使いませんでした。
ただし、単語を覚えず点数UPは無理ですので、問題集を解いて頻出する単語は"マーキング+ブツブツ唱えながら暗記"を怠りませんでした。
「自分に合わない参考書を使わず、いかに同程度の知識を得るか」の工夫は必要です。
6.ズバリ、テスト中一番大切なことは?
時間配分です。自分の力を最大限発揮するには絶対必要条件です。
まずリーディングセクションですが、全体で75分あります。part7が一番時間が必要で45分位は取りたいです。このpart7の読解問題はだいたい12.13本位のテーマに分かれていますが、易→難の難易度で進みかつボリュームも増えていきます。そのため最初の9本位を25分くらい、ダブルパッセージに変わってからの4本位を20分位で済ますトレーニングが必要です。
実際に受験する時は、テーマ数が変わるかもしれないので、最初の1分でテーマ数を数えて、part7の45分をどう振り分けるか決めたほうが良いです。
part5、part6は残りの30分となります。part5が20分、part6が6~7分で時間が残れば確かめをする、と私は決めていました。
part7の最後辺りに時間が無くなり、適当にマーキングをするのは点数の配分上、かなりもったいないと思いますので、このパターンだけは避けましょう。
リスニングセクションの場合、音声に従って問題が進むので、時間配分は関係なさそうですが、テスト中音声で「Direction, ~」と指示が流れてきます。これは聞く必要はないので、この間にpart1の写真を眺めるなどの、ちょっとした工夫はできます。
7.リスニング必勝法
まず、お勧めする参考書を3つ挙げます
まず公式問題集。やはりTOEI運営元が出版するため、外せないと思います。特にナレーターの発音、スピードはほぼ本番と同じと言われています。Vol.4を選択したのは、他よりも難しいとの評価があったためです。
島 ゆりさんの、この実力養成シリーズは内容も充実しつつ価格は抑え目でありがたい参考書です。1か月くらいこの1冊をじっくり取り組めば確実に実力はつくと思われます。徹底的に問題に触れたい人に向いていると思います。
特急シリーズは、他にもたくさん出ています。その中で敢えてこの本を挙げたのは理由があります。
実は私、リスニングが苦手でなかなか点数が伸びませんでした。ところが、あることに気付いたのです!
それはTOEICはオフィスでの一般的な英語を想定しており、リスニングのナレーターや会話には一定のパターンがあるということです。
例えば、以下のようなパターンを把握していると本番で「あれ?」と焦ることがありません。
- アポイントの変更
- 社内行事やセミナー等の案内
- オフィス機器の使用について
- 飛行機や鉄道の機内、車内放送
- 退職、転勤する人のスピーチ
- 天気予報など
など、他にもありますが、だいたい20パターン位です。
一種の賭けのようなところもありますが、短期間での点数UPのためです。
この特急シリーズpart3.4は、そのパターンが沢山あります。ただ聞き流すだけでなく、シャドーウィング、ディクテーションをすることをお勧めします。
8.リーディングで
実は、私のスコアですが、part5の文法問題が大コケでした…。
スコアはリスニングとpart6.7は9割を超えていたのですが、part5だけ平均よりチョイ上という極端な結果となっており、part5の文法だけは、とても人様にお勧めできません。
未だに、このpart5の敗因を分析中ですが、答えが見つかりません。ただ、よく言われるように文法問題のpart5が一番点数を上げやすく、取りかかりやすい分野だと思います。次回受験する時には、part5を克服して、新たに記事が書ければ良いなと思います。
使用した参考書を挙げます。
千本ノックと特急900点は”目からウロコが落ちる”感覚で、5回以上はやったように思います。一問ずつ進すんでいき、丁寧に解説が付いているので非常に読みやすいです。
一度読んだら最初は3日くらい、その次は1週間くらい、その次は10日と間隔を空け、できないところは、必ず次でミスらないようにしました。
実力養成!と公式問題集はリスニングで解説したので詳細は省きます。
part7もリスニングほどではないにしろ、ある程度パターン化されています。実力養成!で場数を踏むと、何となくpart7の問題を1/3くらい読むと先が読める時もあります。
6.の時間配分でもお話ししましたが、part7は45分で最後まで行き着く必要があります。まず時間以内に解けるよう訓練することが大切です。
9.さいごに
この記事が少しでも皆様のお役にたてればと思います。
この記事は私と同じTOEIC700点から上を目指す方用に書いております。もっと高得点を狙う方や初めて受験される方には合わないこともあると思います。ご容赦ください。