TOEIC600点を達成する勉強法 – リスニングPart 3, 4攻略
TOEICのリスニングで難しいのがPart3とPart4ですよね。皆さんはどのように対策しているでしょうか?やはりインストラクションが流れている間に回答の選択肢を先に読んでいますか?
この記事ではよくありがちな「先に選択肢を読め」といったテクニックをお伝えするつもりはありません。TOEICの本来の目的は自分の英語力の確認及び証明であるからです。
就活中の学生さんや、昇進のために○○点以上のスコアが必要といった方は、とにかできるだけ速く回答の選択肢に目を通すのが良いでしょうが、テクニックでスコアをあげたところで実際に使えない英語では何の意味もありませんよね。
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Part 3攻略
会話問題で、2人の人物による会話が1度だけ放送されるもので、印刷はなし。ここが難しいポイントですね。多少長めの会話を聞いて、しかも記憶に内容をとどめておかなければなりません。
基本的な単語を習得していれば、会話のすべての意味が分からなくともある程度のことは理解できます。難しいシチュエーションの会話はありませんから、ある程度単語を聞き取り意味を理解できれば記憶にとどめておくことが可能になります。
基本的な単語の学習の方法については、過去記事( TOEIC600点を達成する勉強法 – リスニングPart1,2攻略)を参照してください。
Part 3の有効な学習法とは
まずは対策問題をやることです。王道ですが、何度もやっていればスコアが上がるかというとそうでもありません。ただ、スピードや緊張感に対する慣れは必要ですから、対策問題を何度もこなすことは有効です。
2つ目にお勧めなのが、TOEICで提供しているポッドキャストを利用して学習してみることです。
理解度チェッククイズや、スクリプトの英語、日本語訳両方を確認できるので、やみくもに練習問題を解くよりも理解度が深まります。スマートフォン向けアプリもありますので、スキマ時間を活用して取り組みましょう。
Part 3の設問はそれ自体がヒントになります!
選択肢は四つですし、難しい言葉は使用していませんから読むにもさほど苦労しません。大抵は全く見当違いなものも含まれていますから二択に絞るくらいはすぐに可能です!
Part 4攻略
問題の形式はPart 3と同じです。内容が違います。アナウンスやナレーションのような短いトークが1度だけ放送され設問に答えます。会話文であるPart 3と比べると多少難易度が上がります。
長めの文章を素早く理解するには……
最も重要なのが、後ろから訳さないことです。
例えば、
I can’t believe that you quit smoking, you were such a heavy smoker!
という文章では、頭の中で……
- 私は信じられない
- that以下のことを
- 煙草をやめた
- 「あなたがタバコをやめたなんて信じられない」
- 「あんなにヘビースモーカーだったのに、やめたなんて信じられない」
このような考えになる方が多いのではないでしょうか。これまで受けてきた英語学習をふまえるとこのような流れは当然です。しかし、これでは非効率的です。こういった考えははやめて、上から順に理解する訓練をしましょう。
I can’t believe/that you quit smoking,/you were/such a heavy smoker!
信じられない、煙草やめた、あなたはあんなにヘビースモーカーだった!
区切る箇所は変わりませんが、頭の中では余計な作業を省きます。別に「that以下のことを」、や「まとめて正しい日本語になおす」作業は不要なのです。
日本語と英語の語順の違いから、全文を確認して「後ろから意味を理解する」という作業をこれまでずっとしてきました。そのやり方のままでは時間に限りのあるlisteningセクションで迅速かつ的確な解答をすることは難しいでしょう。
ネイティブスピーカーのようにとまではいきませんが、ある程度文章を上から理解する訓練が必要です。
英語にも日本語と同じように文章の区切がありますから、少しずつ切って理解しながら聞き進むようにしましょう。
聞き取りのポイント
音の脱落について
子音同士がつながると音が自然に消えることがあります。特によく消えるのが、閉鎖音p, t, k, とb, d, gです。
(例)I’m afraid to tell you that…
という文では、dとtがぶつかるため、「アフレイドトゥ」ではなく、「アフレイトゥ」のようにdが消えてしまうことがあります。
同様に、She’s just too cute!という文ではtとtが重なるため、「ジャストトゥー」ではなく「ジャストゥー」となることがあります。
強調などのため、または、試験等でははっきり発音するケースももちろんありますが、ほとんど聞こえない又は発音しない場合もありますので、この点に注意して聞き取りの練習をしてみましょう。