英語力プラスαのTOEIC対策で10%点数UP!

english exam sheet

TOEICは、対策によりかなりの点数が稼げてしまいます。スコアメイクのための試験対策というかテクニックというのが確かに存在します。極端な話で言えば、全く同じ英語力の人が、何の対策も打たないで受験する場合と、必要にして十分な試験対策をしたうえで受験する場合では、自分の感覚では10%くらいの違いがスコアにでてくると感じます。

つまり600点前後の人であれば60点近くは違ってくるということになります。

自分も何回もTOEICを受けてきました。就職活動の際には英語力アピールのため、また会社に入ってからも昇進試験の一環としてTOEICが使われていたこともあって、1点でも高いスコアを取るためにはどうすればいいのかを結構研究しました。

素の英語力は一朝一夕には伸びないのですが、こちらのテクニック論は、意外に対策しがいがあるものです。主要な対策分野は以下のようなものです。

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時間配分

個人的にはこれが一番大きいと思います。Readingの部はボリュームてんこ盛り。最後、時間がなくなって全部できなかったというパターンは定番の失敗パターンです。

優先順位

これもReadingの部の話で、どこから手をつけるかという話です。例えば、最後にある文章問題を、時間があるうちに(比較的)じっくり先にやり、即断即決が可能な文法問題は後回しにするという作戦です。

リスニングの問題慣れ

これは本当慣れの問題なのですが、例えば、各問の音声が始まる前に、問題文(選択肢)に先にサッと目を通しておくことにより、音声聞き取りのヒントになったりする場合があります。

具体的な準備としては、市販の過去問や模擬テストをできるだけ数多くこなすこと、これが基本中の基本です。まさに「習うより慣れろ」です。

言うまでもないことですが、やる時は実際の制限時間通りにやるのが原則です。上で述べた時間配分対策が重要だからです。

過去問や模擬テスト演習で注意すべきこと

過去問や模擬テスト演習で注意すべきことを2点ばかり。

1.反復演習は不要!数をこなせ

極端なことを言うようですが、この場合、目的はテスト慣れであって、英語力向上ではありません。よって答え合わせや間違ったところのやり直しなんかはやらなくてもいいです(もちろん時間とやる気のある人はやっていただいてかまいません。やればやっただけ勉強には間違いなくなります)。

ただむしろ、そういうじっくりと何度も繰り返しやるアプローチよりは、できるだけ場数をこなすというアプローチが、この場合は(何度も言いますがテスト慣れによるスコアメイクという目的では)有効な方法です。

過去問教材はいくらでもでていますから、ヤフオクなんかで安く入手し、「初めてやる問題を数多くこなす」ようにしてください。しつこいようですが、同じ問題を何回も反復演習するのではなく。

2.本番より少し難しめの問題に慣れておく

模擬テストにも少しずつテイストの違いがあります。

ざっくり言うと、

  1. 本番問題より少しやさしめにできているやつ
  2. ほぼ本番の問題並みのレベルのもの(あるいは過去問そのもの)
  3. 本番の問題よりも難しく作れられているやつ

です。自分のおすすめは③の難しく作れられているやつです。この手の模擬テストはListeningの難易度もさることながら、Readingのほうのボリュームが実物より厚めに(つまり手ごわく)作られていたりします。これをやっておくと本番でずいぶんと楽に戦えます。

野球で、時速140kmのボールを投げる速球投手を打つために、練習では150kmのボールを打つ練習をしておくと、試合では140kmの球が遅く感じるみたいなやつです。

応用編(上級者用)は、Listeningの部では、音声スピードを上げる、Readingの部では、制限時間を5~10分短くしてチャレンジするなどという方法もあります。これらも上記と同じ理屈の対策です。

以上自分の経験から申し上げましたが、もちろん絶対無二ではありません。皆さんも自分なりの対策を工夫してみてはいかがでしょうか。